日本人が英語をなかなか話せないのは、
「5つの心の壁」があるから、というお話しをしました。
5つの心の壁とは……
1.遠慮の壁
2.思い込みの壁
3.新しいチャレンジへの壁
4.心配性の壁
5.“恥”の壁
です。
今日は1番目の「遠慮の壁」についてお話ししたいと思います。
「遠慮」は英語学習の邪魔!心の壁を乗り越えるコツ
1. 遠慮の壁
遠慮しすぎて積極的に会話しない。わかったフリは相手に失礼。
日本には古来から「遠慮」の文化があるように思います。
文化としては奥ゆかしいですが、それが英語の習得やさらに言えばビジネスにかかわってくると、はっきり言ってやっかいです。
「英語が完璧でもない私が話すなんてとんでもない」という控えめな気持ち。その気遣いから、「英語をすらすら話せるようになるまではしゃべらない」と考えてしまうのです。
だから、普段はおしゃべりな人が英語になると急におとなしくなってしまうこともあるでしょう。
でも、英語は口に出してなんぼです。その気持ちは英語習得の妨げになります。
また、英語で聞き取れなかったり、意味がわからなかったりしても、「聞き返すのは相手に申し訳ないから適当に流しておこう」と意味がわからないのにあいまいにうなづく人がいますが、これも誤った方向の「遠慮」です。これでは英語はいつまで経ってもうまくなりませんし、実はわかったフリをするというのは相手に非常に失礼な態度でもあるのです。
わからないことがあれば、遠慮なく聞き直す。 しゃべりが早くて聞き取れないと思ったら、
「もう少しゆっくりしゃべってもらえますか?」
”Please speak more slowly?”
と言ってみましょう。紙に文章を書いてもらうとわかりやすいかもしれません。
いずれにしても、英語を学ぶ際には「遠慮」は禁物です。
図々しいくらいに聞き直しましょう。教えてもらいましょう。
その真剣な態度に相手は嫌な思いをするはずがありません。
そうして、身体を張って覚えた英語はしっかりと頭に定着します。
☆今日の一言☆
遠慮なく聞き直そう!
ゆっくり話してもらおう!
紙に書いてもらおう!
それではみなさん、
Let’s speak up!