日本語の「おつかれさま」という言葉はさまざまな場面で使われますが、
英語には直訳できる表現がありません。
シチュエーションに合わせて使い分けます。
仕事や学校で……挨拶としての「おつかれさま」
仕事や学校で同僚や先生に「おつかれさま」と言うことがあります。
英語では、普通の挨拶として 、
Good morning,(朝)
Good afternoon,(昼)
Good evening.(晩)
などを使います。
また、相手の様子や近況をたずねる次のような表現もいいでしょう。
How are you?
How are you doing?
How’s it going?
部下が上司に言う「おつかれさまです」
目下の人が目上の人に向かって使う場合は、敬意を表すために、
最後に Mr./Mrs./Ms.〇〇 や Sir/Ma’am をつけると良いでしょう。
- Good morning, Mr. Smith. How are you today?
「おはようございます、スミスさん。今日はご機嫌いかがですか?」 - Good afternoon, Ms. Jones. How’s everything?
「こんにちは、ジョーンズさん。すべて順調ですか?」 - Good evening, Sir. How are you doing?
「こんばんは、先生。お元気ですか?」
イベントや仕事を終えた相手に――ねぎらいの「おつかれさま」
たとえば、イベントや仕事を無事に終えた相手に対して、努力や苦労に対する感謝やねぎらいの気持ちを伝えるときに「おつかれさま」と言うことがあります。
このような場合、英語では、シンプルに「ありがとう」と伝える表現や、相手の仕事ぶりをほめる表現を使います。
Thank you for your hard work.
I appreciate your efforts.
You did a great job.
Well done.
Good work.
これらの表現は、目上の人が目下の人に向かって使うことが多いですが、立場の上下に関係なく使うこともできます。
スポーツやプレゼンを頑張った部下や同僚に――ほめる意味の「おつかれさま」
相手の成果や活躍をほめるときに「おつかれさま」と言うことがあります。たとえば、スポーツで勝利した選手や、プレゼンで好評を得た人に対して、「すごいね」「よくやったね」という意味で「おつかれさま」と言うような場合です。
このような場合、英語では、相手のパフォーマンスや結果を称賛する表現を使います。
That was amazing.
(すごかったよ。)
You were awesome.
(すばらしかったよ。)
You rocked it.
(最高だったよ。)
You nailed it.
(完璧だったよ。)
You killed it.
(圧倒的だったよ。)
これらの表現は、友人や同僚などに対して使うカジュアルな表現です。
プレゼンが終わった目上の人に――おつかれさまです
目上の人やフォーマルな場面では、以下のような賞賛の言葉を選ぶと良いでしょう。
That was impressive.
(感心しました。)
You were excellent.
(すばらしかったです。)
You did a splendid job.
(見事なお仕事ぶりでしたね。)
You delivered a superb presentation.
(すばらしいプレゼンでした。)
You achieved a remarkable result.
(驚くべき結果を出されましたね。)
このように、日本語と英語では、文化や習慣の違いから、
同じ言葉に対応する表現がないこともあります。
その場合は、相手の気持ちや状況を考えて、適切な表現を選ぶことが大切です。
ぜひ覚えて、使ってみてくださいね。
それでは、