前回の記事では、英語で「奢る」を表現する3つの定番フレーズを紹介しました。
今回は、その中でも特に使用頻度の高い “I’ll treat you.” について、詳しく解説していきます。
“I’ll treat you.” は、「奢る、ごちそうする」を意味する最もポピュラーなフレーズです。
この記事では、”treat” の多様な意味と “I’ll treat you.” の使い方を説明し、
会話例を交えながら、このフレーズを実際の会話で活用するコツをお伝えします。
1. “treat” の多様な意味と “I’ll treat you.” の使い方
“treat” は、「扱う、処理する、もてなす」など、様々な意味を持つ多用途な動詞です。
その中でも、「ごちそうする、奢る」という意味で使われるのが “I’ll treat you.” というフレーズです。
“I’ll treat you.” は、
「今日は私がごちそうします」「今回は私が奢ります」といった意味を込めて使います。
お会計の際に、スマートに「奢る」ことを伝えるのに最適な表現です。
会話例: 同僚とランチに何を食べるか相談している場面
以下の会話例を見てみましょう。
A: I’m craving for some sushi. How about you?
(私は寿司が食べたい気分。あなたはどう?)
B: Sushi sounds great, but I’m a bit short on cash right now.
(寿司はいいね。でも今ちょっと手元のお金が少ないんだ。)
A: No worries, I’ll treat you today. You can pay next time.
(大丈夫、今日は私がごちそうするよ。次は君が払ってくれればいいから。)
B: Really? Thanks a lot!
(本当?ありがとう!)
このように、”I’ll treat you.” を使って、自然に「奢る」ことを伝えられます。
3. “Trick or treat!” との関連付けで覚えやすく
“I’ll treat you.” の “treat” を覚えるコツは、
ハロウィンで子供たちが言う
“Trick or treat!”
(お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ!)
と関連付けることです。
“Trick or treat!” の “treat” は、
「おいしいお菓子をください」という意味で使われています。
つまり、”treat” には「おいしいものを提供する」というニュアンスがあるわけです。
これを “I’ll treat you.” に当てはめると、
「私が(あなたに)おいしいものを提供します」→「私がごちそうします」という意味になります。
“Trick or treat!” と関連付けて覚えれば、”I’ll treat you.” の意味と使い方が自然と身につきます。
以上、英語で「奢る」を伝える定番フレーズ “I’ll treat you.” の使い方と例文を詳しく解説しました。
ぜひ、実際の会話で活用してみてください。
次回は、もう2つのフレーズ “It’s on me.” と “I’ll take care of it.” の使い分け方を説明します。
お楽しみに!