英語リスニングに苦手意識を持つ人は「固有名詞」を味方に！

英語リスニングのコツ：固有名詞と名詞に注目する

日本人は読み書きは問題なくできるのですが、
聴く（リスニング）と話す（スピーキング）に苦手意識を持っています。

●英語リスニングのコツは「毎日英語を流す」

聴く訓練には、どのようなことをすればいいでしょう？
それは、とにかく「毎日英語を流す」ことです。
ラジオ、映画、音楽……なんでもいいです。
最近はオーディブルという「耳で聴く本」が増えていますね。これはまさにリスニングにうってつけです。
自分の興味あるジャンルの本を選べば、
電車の行きかえりやジョギングしながらなど、

すき間時間がいつでも学習タイムになります。

選ぶのは、できるだけ日本語が入っていない、英語だけの情報がおすすめです。

●内容はわからなくていい。ただ耳にするだけ

「聞いていてもまったくわからなくて……」

という声を聞きます。

でも、大丈夫。内容はわからなくてもいいんです。
ほとんどわからなくても、まったく問題なしです。
ただ、流して聴いてみましょう。
洋楽の場合はテンポと流れを楽しみ、洋画なら映像に集中しましょう。
ただし「ながら観」はダメ。
スマホをいじりながら、ゲームをしながら観たり聞いたりしても英語は定着しません。
しっかりと、それだけを観たり聞いたりすることです。

繰り返し聞いているうちに、「あれ、この単語、知ってるかも？」
と思えるときが必ずきます。
それだけでも大きな進歩です！

●英語リスニングのポイント：固有名詞と名詞に集中する

ここで、リスニングの際のポイントをひとつご紹介します。
会話すべてを聴こうとすると、かえって何をどう聴いていいのかわからなくなりがちです。
そこで、文中では、特に「固有名詞」や「名詞」に注目しましょう。
具体的には、人、場所、ものの名前です。

特に問題となるのが、自分に向けられた「質問」ですが、その中には必ずポイントがあります。

たとえば、道を歩いていて、外国人に早口でこう聞かれました。

「How can I go to Ginza station ?」

なんとなく、固有名詞の「Ginza」と名詞「station」くらいは耳に入ってくるのではないでしょうか？

そうしたら、あたりをつけて

「Ginza station？」

と返事してみましょう。
「銀座がどうしたのか？」というところですよね。

相手が、

「Yes. Im looking for Ginza station．」

と言うかもしれません。

　I だから、自分（＝相手）についての話だな、ということがわかりますね。
「looking for」もわかるかもしれません。「探す」です。

「I（相手）」が「Ginza　station」を「looking for」している

（ちょっとルー大柴のようですが……）。
こうやって聞き取った単語をキーワードに少しずつ組み合わせてみるのです。

「私」が「銀座駅」を「探している」。そうか、この人は銀座駅を探しているのだな、とわかってくるのです。

どうしても推測できなければ、
「Could you please repeat again?」
「repeat again please」
（もう一度お願いします）
とか
「What did you say?」
（なんと言いましたか？）
と聞いてみましょう。

多少、会話のキャッチボールは増えますが、確実に意味を理解していくことができます。
最終的には、

「You go straight and then from there turn right.」

（まっすぐ行って、そこを右に曲がって）
と答えることができたら最高ですね。

☆今日の一言☆
わかった単語から会話を推測していい