海外で買い物をするときや困っているときに、店員さんや通行人から「May I help you?(何かお手伝いしましょうか?)」と声をかけられることがあります。
このとき、どう返せばいいのでしょうか?
日本語の「いらっしゃいませ」の感覚で何も返事をしないと、失礼にあたる場合があります。
この記事では、以下の点について解説します。
- 「May I help you?」の意味と使いどころ
- 「May I help you?」に対する返答の基本
- シーン別の返答の例と注意点
「May I help you?」の意味と使いどころ
「May I help you?」は、相手に何か手伝いが必要かどうかを尋ねるときに使う表現です。この表現には、以下のようなニュアンスがあります。
- 相手に対する親切や好意
- 相手に対する敬意や丁寧さ
- 相手に対する関心や気遣い
「May I help you?」は、主に以下のようなシーンで使われます。
- 店員さんが客に商品やサービスを提供するとき
- 通行人が道に迷った人や困っている人に声をかけるとき
- 職場や学校で同僚や友人に協力を申し出るとき
「May I help you?」に対する返答の基本
「May I help you?」に対する返答の基本は、以下のようになります。
- 相手の言葉に対する返事をすること
- 相手の言葉に対する感謝を示すこと
- 相手に対する要望や質問を伝えること
「May I help you?」は、相手が自分に何か手伝いが必要かどうかを問いかけているので、無視するのは失礼にあたります。相手の言葉に対して、自分の状況や気持ちを伝える必要があります。
また、相手が自分に対して親切や好意を示してくれているので、感謝の気持ちを表すことも大切です。さらに、相手に対して何か要望や質問がある場合は、はっきりと伝えることも重要です。
シーン別の返答の例と注意点
「May I help you?」に対する返答は、シーンによって異なります。ここでは、よくあるシーン別に返答の例と注意点を紹介します。
店で買い物をするとき
店で買い物をするときに、店員さんから「May I help you?」と声をかけられた場合は、以下のように返すことができます。
- Yes, please. I’m looking for ~.(はい、お願いします。~を探しているのですが。)
- No, thank you. I’m just looking.(いいえ、結構です。見ているだけです。)
- Thank you. Could you show me ~?(ありがとうございます。~を見せていただけますか?)
注意点としては、以下のようなことが挙げられます。
- 「No.」だけで返すのは失礼にあたるので、必ず「thank you.」を付け加えること
- 「I’m just looking.」は「見ているだけです」という意味で、店員さんに邪魔をしないでほしいというニュアンスがあるので、使うときは注意すること
- 「Could you ~?」は「~していただけますか?」という丁寧な依頼の仕方で、店員さんに何かお願いするときに使うこと
道に迷ったときや困っているとき
道に迷ったときや困っているときに、通行人から「May I help you?」と声をかけられた場合は、以下のように返すことができます。
- Yes, please. Could you tell me how to get to ~?(はい、お願いします。~に行く方法を教えていただけますか?)
- No, thank you. I’m fine.(いいえ、結構です。大丈夫です。)
- Thank you. Do you know where ~ is?(ありがとうございます。~はどこにあるか知っていますか?)
注意点としては、以下のようなことが挙げられます。
- 「Yes, please.」や「No, thank you.」は、相手の言葉に対する返事と感謝を示す基本的な表現で、どんなシーンでも使えること
- 「Could you ~?」や「Do you know ~?」は、相手に対する丁寧な質問の仕方で、道に迷ったときや困っているときに使うこと
- 「I’m fine.」は「大丈夫です」という意味で、相手に対する心配を払拭するときに使うこと
職場や学校で同僚や友人に協力を申し出るとき
職場や学校で同僚や友人に協力を申し出るときに、「May I help you?」と声をかけられた場合は、以下のように返すことができます。
- Yes, please. Could you ~?(はい、お願いします。~していただけますか?)
- No, thank you. I can manage.(いいえ、結構です。自分でできます。)
- Thank you. I appreciate your offer.(ありがとうございます。お気遣い感謝します。)
注意点としては、以下のようなことが挙げられます。
- 「Yes, please.」や「No, thank you.」は、相手の言葉に対する返事と感謝を示す基本的な表現で、どんなシーンでも使えること
- 「Could you ~?」は、相手に対する丁寧な依頼の仕方で、同僚や友人に協力を求めるときに使うこと
- 「I can manage.」は「自分でできます」という意味で、相手に対する負担を減らすときに使うこと
- 「I appreciate your offer.」は「お気遣い感謝します」という意味で、相手の申し出を断るときに使うこと
May I help you?と言われたときには、ぜひ上記のように答えてみましょう。