母の日に花を贈る習慣は、世界的に広く浸透しています。
しかし、国によって好まれる花の種類が異なるのをご存知でしょうか?
今回は、アメリカ、イギリス、オーストラリアを中心に、
母の日に人気の花についてご紹介します。
*母の日の歴史と世界各国の母の日のお祝いの仕方はこちら
アメリカの母の日の花
アメリカでは、母の日に花を贈る習慣が定着しています。
その中でも特に人気なのが、カーネーションです。
アンナ・ジャーヴィスが母の日を提唱した際、
母親の好きだった白いカーネーションを配ったことが、
この習慣の始まりとされています。
現在では、赤や白、ピンクなど様々な色のカーネーションが贈られています。
赤いカーネーションは母親への愛情を、
白いカーネーションは母親の美徳を表すと言われています。
また、カーネーション以外にも、バラやユリ、ガーベラなどの花束が人気を集めています。
イギリスとオーストラリアの母の日の花
イギリスでは、母の日にラッパスイセンを贈る習慣があります。
ラッパスイセンは、春の訪れを告げる花として知られ、
母の日のシーズンに美しく咲き誇ります。
純白の花びらは、母親の純粋な愛を表現しているかのようです。
オーストラリアでは、クリサンセマム(菊)が母の日の定番の花となっています。
クリサンセマムは、オーストラリアでは「Mum(マム)」と呼ばれ、母親を連想させます。
黄色や白、ピンクなど、さまざまな色のクリサンセマムが、母の日のギフトとして選ばれています。
母の日の花選びのポイント
母の日に花を贈る際は、母親の好みや思い出に残る花を選ぶのがおすすめです。
例えば、母親の誕生花や、結婚式のブーケに使われた花を贈るのも素敵ですね。
また、花言葉を添えることで、感謝の気持ちをより伝えることができます。
カーネーションの花言葉は、「純粋な愛」「感謝」「尊敬」など、
母の日にぴったりの意味が込められています。
バラは「愛」「感謝」、ユリは「純粋」「威厳」、
ガーベラは「希望」「前向きな気持ち」といった花言葉があります。
母の日に花を贈る習慣は、国によって異なる花が選ばれていますが、どの国でも母親への感謝と愛情を表現するために花が贈られています。大切な母親に、心のこもった花のギフトを贈ってみてはいかがでしょうか。母親の笑顔が、何よりの贈り物になることでしょう。