【初心者向け】もう怖くない!ビジネス英語メールの書き方―基本~頻出フレーズ

最近、仕事で英語のメールを使う機会が増えていませんか?グローバル化が進む中、英語でのコミュニケーションはますます重要になっています。

しかし、「英語でメールを書くのは少し苦手……」「失礼にあたらないだろうか?」と、不安に感じることもあるでしょう。
特に、日本語のビジネスメールとは異なるルールやニュアンスがあり、戸惑う場面もあるでしょう。

この記事では、英語のビジネスメールにこれから挑戦する方や、まだ慣れていない初級者・中級者の方に向けて、基本的な構成から、日本人が陥りやすい注意点、すぐに使える便利なフレーズ、そして具体的な例文まで、分かりやすく解説します。

この記事を読めば、自信を持って、プロフェッショナルな英語メールを作成できるようになるはずです。

なぜビジネス英語メールが重要なの?

ビジネスにおけるメールは、単なる連絡手段というだけではありません。
あなたの仕事への取組み・姿勢や、相手への敬意を伝える大切なコミュニケーションツールなのです。

特に海外の取引先や同僚とのやり取りでは、明確でわかりやすいメールが、
スムーズな業務の進行と良好な関係を築くためのカギとなります。

文化や言語が異なると、意図せずに誤解を生んでしまうこともあります。
だからこそ、英語のビジネスメールにおける基本的なルールとマナーをきちんと理解し、
適切に使いこなすことが大切です。

英語ビジネスメールの基本構成と注意点

まずは、英語のビジネスメールの基本的な「型」を一緒に確認しましょう。

一般的に、以下の6つの要素で構成されています。
注意すべき点と、日本のメールとの違いも見ていきましょう。

  1. Subject Line (件名): 一目で内容が分かるように

    • 役割: メールの内容を瞬時に伝え、相手がメールを開くか、いつ対応するかを判断するための重要な部分です 3。多くのメールを受け取るビジネスパーソンにとって、分かりやすい件名は非常に重要です 14
    • 書き方のコツ:
      • 具体的に、簡潔に: 「Meeting」や「Question」のような曖昧な件名は避け、「Meeting Request for Oct 15」(10月15日の会議依頼)や「Inquiry about Product XYZ」(製品XYZに関する問い合わせ)のように、内容が具体的に分かるキーワードを入れましょう 3
      • キーワードは前に: 最も重要な情報を件名の最初の方に書くと、モバイル端末などで件名が途中で切れても内容が伝わりやすくなります。
      • 長すぎないように: 理想的には10語以内を目安に、要点をまとめましょう 11。冠詞 (a, the) や不要な単語は省略しても構いません 3
      • 大文字の使い方: 主要な単語の頭文字を大文字にする「タイトルケース (Title Case)」が一般的です (例: Request for Meeting Agenda) 10。ただし、前置詞や冠詞は小文字のままにします。件名全体を大文字にするのは避けましょう 12
      • 緊急の場合: 緊急性が高い場合は、件名の冒頭に “[Urgent]” “” などを付けることもありますが、多用は避けましょう 。
    • 日本との違い: 日本語メールでよく使われる【 】(隅付き括弧)を使った件名(例:【重要】)は、英語メールでは一般的ではありません 。代わりに、具体的なキーワードで内容を示します。
  2. Salutation (宛名): 相手への敬意を込めて

    • 役割: 相手への敬意を示す最初のステップです。相手との関係性に合わせて適切な表現を選びます。
    • 書き方のコツ:
      • フォーマル (初めての相手、目上の人): “Dear Mr./Ms. [相手の姓],” が最も一般的で丁寧な表現です 。相手が女性の場合、既婚・未婚が不明または区別しない場合は “Ms.” を使うのが標準的です 。
      • セミフォーマル (面識のある相手、同僚): “Dear [相手の名],” や “Hi [相手の名],” が使われます 。相手がメールでよりカジュアルな挨拶を使っている場合は、それに合わせても良いでしょう 。
      • 相手が不明な場合: “Dear Sir or Madam,” や “To whom it may concern,” を使うこともありますが、可能であれば担当部署名(例: “Dear Sales Department,”)宛にする方が望ましいです 。
      • 複数宛:Dear Mr. Smith and Ms. Jones,” のように “and” で繋ぎます。3名以上の場合は “Dear John, Maria, and Ken,” のようにカンマで繋ぎ、最後の名前の前に “and” を付けます 。社内一斉送信などでは “Dear Colleagues,”“Hi Team,” も使われます 。
      • 句読点: 宛名の後にはカンマ “,” を付けるのが一般的です(特にイギリス英語圏やセミフォーマル)。よりフォーマルなアメリカ英語ではコロン “:” を使うこともあります 。迷った場合はカンマが無難でしょう。
    • 日本との違い: 英語では通常「敬称+姓」または「名」のみで呼びかけます。「Dear Ms. Mary Smith」のようにフルネームを書くことは稀です 。日本語の「様」のように万能な敬称はなく、相手に合わせて Mr./Ms. などを選びます 。関係性ができれば、ファーストネームで呼び合うことが日本よりも一般的です 。
  3. Opening (書き出し): 簡潔に本題へ

    • 役割: メールの導入部分。挨拶やメールの目的を簡潔に伝えます。
    • 書き方のコツ:
      • 簡潔に: 日本のメールのような時候の挨拶や「いつもお世話になっております」といった定型句は基本的に不要です 。すぐに本題に入るのが英語メールの基本です。
      • 初めての相手へ: 簡単な自己紹介(名前、会社名)とメールの目的を述べましょう。「My name is Taro Yamada from ABC Corporation. I am writing to inquire about…」のように始めると良いでしょう 。
      • 面識のある相手へ: 「Thank you for your email.」「It was nice meeting you yesterday.」のように、前のやり取りに触れるか、簡単な挨拶「I hope this email finds you well.」(お元気のことと存じます)を入れることもあります(必須ではありません)。
    • 日本との違い: 時候の挨拶や「お世話になっております」は使いません 。自己紹介も、初めての相手でなければ省略されることが多いです。英語ではより直接的に本題に入ることが好まれます 。

  4. Body (本文): 伝えたいことを分かりやすく具体的に

    • 役割: メールの中心部分。用件、詳細、理由などを具体的に伝えます。
    • 書き方のコツ:
      • 結論から: 最も伝えたいこと(結論や要点)を先に書き、その後に詳細や理由を説明するのが英語メールの基本です 。
      • 簡潔さと明瞭さ: 一文を短く、一つの段落も短めに(2~3文程度が目安)しましょう 3。一つのメールには一つの主要な話題に絞るのが理想的です。
      • 分かりやすい構成: 箇条書きや番号付きリストを活用すると、情報が整理され、格段に読みやすくなります 。
      • 依頼事項: 何をしてほしいのか、いつまでにしてほしいのかを具体的に、かつ丁寧に記述します 。「Could you please…?」や「I would appreciate it if you could…」のような丁寧な依頼表現を使いましょう 。
      • 読みやすさへの配慮: 段落間には一行空けるなど、適度なスペース(ホワイトスペース)を入れると読みやすくなります 。専門用語や略語の多用は避け、シンプルな単語や文法を心がけましょう 。全て大文字で書くのは避けましょう 。
    • 日本との違い: 日本語のように、背景説明から入って最後に結論を述べるのではなく、まず結論を提示します。依頼も、「~していただけると助かります」といった遠回しな表現より、「~してください」という意図を明確に(ただし丁寧に)伝えることが一般的です。改行は、文ごとではなく、話題や段落が変わるタイミングで行います 。

  5. Closing (結び): 丁寧な締めくくりを

    • 役割: メールを締めくくる部分。結びの言葉と結語(サインオフ)で構成されます。
    • 書き方のコツ:
      • 結びの言葉: 本文の後、結語の前に添える短い一文。「Thank you for your time and consideration.」(お時間とご検討ありがとうございます)、「If you have any questions, please let me know.」(ご不明な点があればお知らせください)、「I look forward to hearing from you.」(ご連絡をお待ちしております) などがよく使われます。
      • 結語 (Sign-off): 関係性やフォーマル度に合わせて選びます。
        • フォーマル: “Sincerely,” (特に米)、“Yours sincerely,” (英、相手の名前を知っている場合) 。
        • 標準的: “Best regards,” “Kind regards,” “Regards,” が最も一般的で、どんな場面でも使いやすい選択肢です 。
        • カジュアル (社内など): “Best,” “Thanks,” “Cheers” (英) など 。
      • 結語の後にはカンマ “,” を付けます。
    • 日本との違い: 日本語の「よろしくお願いします」に相当する万能な表現はありません。状況に応じて、「Thank you for your cooperation.」(ご協力ありがとうございます)、「I look forward to working with you.」(一緒に働けることを楽しみにしています)、「Thank you in advance.」((これからしてもらうことに対して)ありがとうございます) など、意図に合わせて使い分けましょう。

  6. Signature (署名): 差出人情報を忘れずに

    • 役割: 差出人の情報を示します。
    • 記載する情報: 通常、以下の情報を記載します 。
      • 氏名 (Full Name)
      • 役職 (Job Title)
      • 部署名 (Department Name – 必要に応じて)
      • 会社名 (Company Name)
      • 電話番号 (Phone Number)
      • メールアドレス (Email Address)
      • 会社住所 (Company Address – 必要に応じて)
      • 会社のウェブサイトURL (Company Website URL – 必要に応じて)
    • 順番: 英語の署名では、一般的に「氏名」が最初に来て、次に「役職」「会社名」「連絡先」と続きます 。
    • 日本との違い: 日本の署名でよく見られる「会社名→部署名→役職名→氏名」とは順番が逆になることが多いです。

全体のトーン: 英語のビジネスメールでは、丁寧さ(Politeness)はもちろん重要ですが、それ以上に明確さ(Clarity)と簡潔さ(Conciseness)が重視される傾向にあります 4。過度なへりくだりや遠回しな表現は避け、プロフェッショナルでありながらも、要点をストレートに伝えることを心がけましょう。

注意したい英語メールのポイントと解決策

日本語と英語では、コミュニケーションのスタイルや文化的な背景が異なります。そのため、日本語の感覚で英語メールを書くと、不自然になったり、失礼にあたったりすることがあります。

ここでは、特に日本語話者が注意したいポイントと、その対策を見ていきましょう。

  • ポイント1:直訳すると不自然に

    • 注意点: 日本語の丁寧表現や定型句をそのまま英語に訳すと、不自然になったり、意図が伝わらなかったりします。
      例えば、「突然のメールで失礼します」は、英語では特に謝る必要がなく、不自然に聞こえることがあります 。
      また、「よろしくお願いします」は非常に便利な日本語表現ですが、英語には一言でぴったり当てはまる表現がなく、状況に応じた言い換えが必要です 。
    • 解決策: 直訳を避け、その日本語表現が伝えたい「意図」や「機能」を考えて、それに合った自然な英語表現を学びましょう。
      例えば、「よろしくお願いします」は、依頼なら “Thank you in advance.”“I would appreciate your help.”協力をお願いするなら “Thank you for your cooperation.” など、文脈に合わせて表現を選びます 。便利なフレーズ集(後述)を活用するのも有効です。
      日本の定型挨拶「お疲れ様です」も英語にはないので、社内メールなら “Hi [名前],” などで始め、すぐに本題に入ります 。
  • ポイント2:過剰な丁寧さ・謝罪に注意

    • 注意点: 日本語の敬語(特に謙譲語)や、頻繁に「すみません」と謝る文化の影響で、英語メールでも過度に丁寧すぎたり、謝罪が多すぎたりすることがあります。これは、自信がないように見えたり、かえって不誠実に聞こえたりする可能性があります 。
    • 解決策: 謝罪は、本当に間違いがあった場合や、相手に迷惑をかけた場合に限定しましょう 。
      依頼をする際は、謝る代わりに “Could you please…?”“Would you mind…?” のような丁寧な依頼表現を使います。
      遅延などに対しては、「Sorry for the delay.」と謝罪するだけでなく、「Thank you for your patience.」(お待ちいただきありがとうございます)のように感謝で表現するのも良い方法です。英語圏のビジネス文化では、過度な謙遜よりも、自信と明確さが評価されることが多いです 。
  • ポイント3:曖昧さ・遠回しな表現を避ける

    • 注意点: 日本語は文脈や「察し」に頼るコミュニケーションが多いため、英語メールでも依頼内容や意図を明確に書かず、曖昧になったり遠回しになったりしがちです。
      例えば、締め切りを明示しなかったり、「できればお願いします」のような表現を使ったりすると、相手は何をいつまでにすべきか分からず、対応が遅れる原因になります。
    • 解決策: 英語のビジネスメールでは、明確さ (Clarity) と具体性 (Specificity) が非常に重要です。
      メールの目的、相手にしてほしい行動、そして必要な場合は期限を、はっきりと、かつ丁寧に伝えましょう 。
      依頼文では、動詞を使って具体的に指示します。「~について検討いただけますでしょうか」ではなく、「Please review the attached document and provide your feedback by Friday.」(添付書類を確認し、金曜日までにフィードバックをお願いします)のように書きます。
  • ポイント4:書式・名前の慣習の違いを理解する

    • 注意点: 宛名の敬称 (Mr./Ms.) の使い方、フルネームと姓の使い分け、大文字・小文字のルール、署名の順番など、英語独自のルールを知らずに書いてしまうことがあります。また、日本語の「様」や「さん」をそのまま英語メールで使ってしまうのも誤りです 。日本語の句読点「、」「。」や括弧「」を使うのも不適切です 。
    • 解決策: 英語の標準的な書式ルールに従いましょう。宛名はフォーマルなら “Mr./Ms. [姓],” 。親しい間柄ならファーストネーム 。英語の標準的な大文字ルールを守ること 。
      署名は「氏名、役職、会社名、連絡先」の順で 。
      句読点は英語のピリオド “.” やカンマ “,” を使います。相手のメールの書式を参考にしたり、オンライン上のテンプレートを確認したりするのも良い方法です。

これらのポイントを意識し、英語のコミュニケーションスタイルに合わせた書き方を心がけることで、よりスムーズでプロフェッショナルなメールが書けるようになります。

効果的な英語メール件名の書き方

メールの件名は、受信者が最初に目にする情報であり、メールを開封するかどうか、内容の重要度を判断する上で非常に重要です 。効果的な件名を作成するためのポイントを押さえましょう。

  • 具体的かつ明確に (Be Specific & Clear):

    • メールの内容を示すキーワードを含めましょう。「Meeting」や「Question」のような漠然とした件名は避け、「Sales Report Q3 2024 Attached」(2024年第3四半期セールスレポート添付)や「Request for Time Off – Oct 20-21」(休暇申請 – 10月20-21日)のように具体的に書きます 。
  • 簡潔に (Be Concise):

    • 重要な情報を5~10語程度にまとめるのが理想です。特にモバイル端末では長い件名は途中で切れてしまう可能性があります 。標準的な略語(例: Re:, Fwd:)は適切に使用しても構いません。
  • 目的・アクションを示す (Indicate Action/Purpose):

    • メールの意図がわかる動詞や名詞を使いましょう。
    • 例: “Action Required: Approve Budget Proposal”(要対応:予算案の承認依頼)、”Information: Updated Project Timeline”(情報:更新されたプロジェクトタイムライン)、”Meeting Confirmation: Project Kick-off Oct 10″(会議確認:プロジェクトキックオフ10月10日)、”Feedback Needed: Draft Report Review”(フィードバック依頼:レポート草案レビュー)。
  • 識別子を含める (Include Identifiers):

    • 請求書番号、注文番号、プロジェクト名、日付、担当者名などを入れると、文脈が分かりやすくなり、後で検索する際にも役立ちます。
    • 例: “Invoice #INV-12345 due Nov 15″(請求書番号INV-12345、11月15日支払期限)、”Follow up: Meeting with John Smith on Oct 5″(フォローアップ:10月5日のジョン・スミス氏との会議)、”Application for Marketing Manager – Taro Yamada”(マーケティングマネージャー応募 – 山田太郎)。
  • 緊急性が高い場合 (Urgency Markers):

    • 本当に緊急性が高い場合に限り、“[Urgent]”、”[Important]”、””(本日終業時までに要返信)などを件名の冒頭に付けます 。多用すると効果が薄れるので注意が必要です。件名全体を大文字にするのは避けましょう 。

件名はメール本文の内容を正確に反映するように心がけましょう。これらのポイントを押さえることで、相手に内容を的確に伝え、スムーズな対応を促すことができます。

コピペで使える!
ビジネス英語メール フレーズ集(初級・中級者向け)

ここでは、英語のビジネスメールでよく使われる、シンプルで丁寧なフレーズを機能別にまとめました。初級者・中級者の方が、実際のメール作成ですぐに活用できる表現を選んでいます。状況に合わせて少し調整して使ってみてください。

機能 (Function)英語フレーズ (English Phrase)日本語での説明・ニュアンス (Japanese Explanation/Nuance)
挨拶 (Greetings)
I hope this email finds you well.「お元気のことと存じます」- フォーマルな定型句
Thank you for your email.「メールありがとうございます」- 返信する際に使う
It was nice meeting you yesterday.「昨日はお会いできてよかったです」- 会議や面談後のフォローアップメールの書き出しに
Nice to e-meet you.「(メールで)はじめまして」- ややカジュアルな初対面の挨拶
目的の伝達 (Stating Purpose)
I am writing to inform you that...「~をお知らせするためにご連絡しています」
I am writing to ask about... / I would like to inquire about...「~についてお伺いするためにご連絡しています」/「~について問い合わせたいのですが」
This email is regarding...「このメールは~に関するものです」
The purpose of this email is to...「このメールの目的は~です」
依頼 (Making Requests)
Could you please send me...?「~を送っていただけますか?」- 丁寧な依頼
Would it be possible to...?「~することは可能でしょうか?」- 丁寧な依頼
I would appreciate it if you could...「~していただけると幸いです」- 非常に丁寧な依頼
Please let me know...「~をお知らせください」
Please confirm...「~をご確認ください」
情報提供 (Providing Info)
Please find attached...「添付ファイルをご確認ください」
Here is the information you requested.「ご依頼の情報はこちらです」
Just to let you know,...「念のためお知らせしますが、~」- ややインフォーマル
Please note that...「~にご留意ください」
謝罪 (Apologizing)
I apologize for the delay. / Sorry for the delay.「遅延をお詫びします」
We apologize for any inconvenience caused.「ご不便をおかけし申し訳ございません」
I am sorry for the error.「間違いをお詫びします」- (注:日本語ほど頻繁には使わない)
結びの言葉 (Closing Remarks)
Thank you for your time and consideration.「お時間とご配慮に感謝いたします」
If you have any questions, please feel free to contact us/me.「ご質問がございましたら、お気軽にご連絡ください」
I look forward to hearing from you soon.「近いうちにご連絡いただけることを楽しみにしています」- 返信を期待する場合
Thank you in advance.「(今後のご対応に)感謝いたします」- 事前のお礼
Thank you for your cooperation.「ご協力ありがとうございます」
結語 (Sign-offs)
Best regards,「敬具」- 最も一般的で無難な結び
Kind regards,「敬具」- Best regards とほぼ同義
Sincerely,「敬具」- ややフォーマル、特にアメリカ式
Thanks, / Best,「ありがとう」「よろしく」- カジュアル、社内向けなど 3

実践!ビジネス英語メール例文

これまでに学んだ構成やフレーズを使って、具体的なメールの例文を見てみましょう。ポイントとなる箇所に簡単な注釈を付けています。

例文1:サービスに関する問い合わせ (Inquiry about a Service)

件名: Inquiry about Website Design Services

本文:

Dear Sales Team, (担当者が不明な場合の宛名)

My name is Taro Yamada from ABC Corporation. I am writing to inquire about the website design services offered on your website. (自己紹介とメールの目的を明確に)

We are looking to redesign our company website and are interested in learning more about your packages and pricing. Could you please provide us with a brochure or a link to more detailed information? (具体的な状況説明と依頼) Specifically, we are interested in e-commerce integration and mobile responsiveness. (関心のある点を具体的に)

Thank you for your time. I look forward to hearing from you soon. (結びの言葉と返信への期待)

Best regards, (標準的な結語)

Taro Yamada

Marketing Manager

ABC Corporation

[電話番号][メールアドレス]

(署名)

例文2:同僚への情報提供依頼 (Requesting Information from a Colleague)

件名: Request: Sales Data for Q4 Report – Deadline Friday EOD (件名で内容と期限を示す)

本文:

Hi Kenji, (親しい同僚へのカジュアルな宛名)

Hope you’re having a good week. (簡単な挨拶、必須ではない)

Could you please send me the sales figures for the Osaka branch for Q4 (October-December)? I need them for the quarterly report. (簡潔かつ直接的な依頼)

Please send the data by the end of the day on Friday. (明確な期限の指定)

Let me know if you have any questions. (結びの言葉)

Thanks, (カジュアルな結語)

Yumi (署名は名前だけでも可)

例文3:会議後のフォローアップ(社外向け)(Follow-up After Meeting – External)

件名: Following up on our meeting today (Oct 26) (会議の日付を入れると分かりやすい)

本文:

Dear Ms. Davis, (フォーマルな宛名)

It was a pleasure meeting you today to discuss the potential partnership. Thank you for your time. (会議へのお礼と書き出し)

As discussed, I have attached the detailed proposal for the joint marketing campaign. We believe this collaboration could significantly benefit both our companies. (議論した内容の確認と、取ったアクション(添付)) Please review the proposal at your convenience.

I would be happy to schedule a follow-up call next week to answer any questions you may have. Please let me know what time works best for you. (次のステップの提案と相手への依頼)

Thank you again for your consideration. (結びの言葉)

Sincerely, (フォーマルな結語)

[氏名][役職][会社名][連絡先] (署名)

これらの例文はあくまで一例です。実際の状況に合わせて、件名や本文の内容、丁寧さの度合いなどを調整してください。

まとめ:自信を持って英語メールを送りましょう!

ビジネス英語メールの書き方について、基本構成から注意点、便利なフレーズ、例文まで解説してきました。最後に、重要なポイントをもう一度確認しましょう。

  • 基本構成を守る: 件名、宛名、書き出し、本文、結び、署名の流れを意識します。
  • 明確・簡潔に: 結論を先に述べ、シンプルで分かりやすい言葉を選びます。
  • 直接的かつ丁寧に: 曖昧な表現や過剰なへりくだりは避け、依頼や目的ははっきりと伝えます。ただし、丁寧な言葉遣いを忘れないようにしましょう。
  • 日本との違いを理解する: 直訳や日本語の定型表現(時候の挨拶、お疲れ様です、よろしくお願いしますの直訳など)は避けます。
  • 件名を工夫する: 内容が一目でわかる、具体的な件名を心がけます。
  • フレーズ集を活用する: 定型表現をストックしておくと、メール作成が効率的になります。

英語のビジネスメールは、決して難しいものではありません。最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、基本を押さえて練習を重ねれば、必ず上達します。完璧を目指すあまり考え込むよりも、まずはシンプルでも良いので、明確に意図が伝わるメールを書くことを目標にしましょう。

自信を持って、英語メールを活用しましょう!

 

▼メルマガ登録はこちら
読者限定の動画レッスンも無料配信!

『イングリッシュブレークスルー』
http://prj2020.com/rp/Wzpk28


▼サチン・チョードリーに英語を教わりたい方はこちら

オンライン英語スクール『SPEAK UP(スピークアップ)』
https://speak-out.info/


▼誰でも参加OK!良かったら気軽に参加してください
無料体験セミナー開催中

https://speak-out.info/trial.php

 

[メディア・SNS]

SNSによるネットワークは英語学習においても強力な学習手段になります。ぜひブログ、YouTube、Facebookページと楽しんでアクセスしてください。


 

【サチン・チョードリー Youtubeチャンネル】
http://doll-ex.jp/L3488/bfk59492/11921
*チャンネル登録すると新作動画公開のお知らせが届きます。お見逃しなく!


【『イングリッシュブレークスルー』
公式Facebookページ】
https://business.facebook.com/EnglishBreakthrough7/


【サチン・チョードリー公式LINEスタンプ】

https://line.me/S/sticker/11082591?lang=ja&ref=lsh_stickerDetail

 

最新情報をチェックしよう!
>English Breakthroughはこちら

English Breakthroughはこちら

English Breakthroughではシンプルな英会話、グロービッシュを教えています。