
目次
- この記事で学べること
- Work for の基本的な使い方と意味
- Work at の基本的な使い方と意味
- Work for と Work at の決定的な違い【図解付き】
- シーン別:Work for/at の使い分け例文20選
- その他の「働く」を表す前置詞の使い分け
- 自己紹介での組み合わせパターン
- ビジネスシーンでの実践会話例
- リモートワーク時代の「働く場所」表現
- フリーランス・自営業の場合
- 転職・キャリアチェンジの表現
- よくある間違いと訂正
- Work in/with/on など関連表現との違い
- 日本人がよく間違えるケースと対処法
- 前置詞の使い方をマスターするためのコツ
- 実践練習:自分の状況を英語で説明してみよう
- 2026年の新しい働き方と英語表現
- グローバル企業での複雑な雇用関係
- スタートアップ・ベンチャー企業での表現
- 実際の会話での自然な流れ
- ギグエコノミー時代の表現
- 国際的な働き方の表現
- 会話での追加情報の伝え方
- よくある会話での間違いと修正
- 状況に応じた使い分けのまとめ
- 自然な会話のためのヒント
- まとめ:「Work for」と「Work at」の使い分け
- よくある質問
- 関連記事
- これまでに公開済みの動画
この記事で学べること
- 「Work for」と「Work at」の明確な違いと使い分け
- ビジネスシーンで自分の職業を正確に伝える30の例文
- 「サラリーマン」などの日本独自の表現の適切な英語表現
- 英語の前置詞の使い方のコツと法則性
- ネイティブスピーカーが実際に使う自然な表現
初対面の外国人に「I am サラリーマン!」と自己紹介していませんか?
英語で職業を伝える際、「Work for」と「Work at」の使い分けが重要です。この記事では、ビジネスシーンで役立つ前置詞の正しい使い方と、自分の仕事を魅力的に説明するためのフレーズを紹介します。
Work for の基本的な使い方と意味
「Work for」は「〜のために働く」という意味で、雇用関係を示す表現です。会社や組織の従業員であることを明確に伝えたい場合に使います。
「Work for」の基本的な使い方
「Work for」を使うと、あなたがその組織に所属していることが明確になります。
特に重要なのは、雇用関係を示す点です。
会社・組織に対して
- I work for Toyota. (私はトヨタで働いています)
- She works for the government. (彼女は政府機関で働いています)
- They work for a multinational corporation. (彼らは多国籍企業で働いています)
人物に対して
- I work for Mr. Tanaka. (私は田中さんの下で働いています)
- He works for the CEO directly. (彼はCEOの直属で働いています)
「Work for」のニュアンス
「Work for」には以下のようなニュアンスが含まれています:
- 所属感: 組織の一員であることを示す
- 雇用関係: 給与をもらっている関係性
- 忠誠心: その組織のために貢献しているという意味合い
注目ポイント
「Work for」を使う場合、必ずしもその会社の建物の中で働いているとは限りません。在宅勤務やリモートワークをしていても「Work for」を使います。
例文:
「I work for Microsoft, but I work remotely from my home in Tokyo.」
(私はマイクロソフトに勤めていますが、東京の自宅からリモートで働いています)
Work at の基本的な使い方と意味
「Work at」は「〜で働く」という意味で、主に物理的な場所に焦点を当てた表現です。
どこで働いているかという「場所」を強調したい時に使います。
「Work at」の基本的な使い方
「Work at」を使うと、あなたが働いている物理的な場所が伝わります。必ずしもその会社の従業員であるとは限りません。
場所に対して
- I work at the Tokyo office. (私は東京オフィスで働いています)
- She works at home two days a week. (彼女は週に2日自宅で働いています)
- They work at the new research facility. (彼らは新しい研究施設で働いています)
組織名が場所を示す場合
- I work at ABC Hospital. (私はABC病院で働いています)
- He works at Tokyo University. (彼は東京大学で働いています)
「Work at」のニュアンス
「Work at」には以下のようなニュアンスが含まれています:
- 物理的位置: どこで働いているかという場所に焦点
- 環境: 働いている空間や施設を示す
- 所属の曖昧さ: 必ずしもその場所の運営組織に雇用されているとは限らない
注目ポイント
「Work at」を使う場合、その場所の従業員ではなく、外部からの派遣社員やフリーランスとして働いている可能性もあります。
例文:
「I work at Google’s campus, but I’m actually employed by a security company.」
(私はGoogleのキャンパスで働いていますが、実際は警備会社に雇われています)
Work for と Work at の決定的な違い【図解付き】
ここでは「Work for」と「Work at」の違いを視覚的に理解しましょう。
基本的な違いの図解
| Work for | Work at |
|---|---|
| 雇用関係・所属を示す | 物理的な場所を示す |
| 「〜のために働く」 | 「〜で働く」 |
| 会社の従業員であることを明確に示す | 働く場所を示すだけで、所属は不明確 |
| リモートワークでも使える | 基本的に物理的な場所を指す |
実例で理解する違い
シナリオ1: 同じ会社の場合
- 「I work for Sony and I work at their headquarters in Tokyo.」 (私はソニーに勤めていて、東京の本社で働いています)
この例では、「work for Sony」で雇用関係を、「work at their headquarters」で物理的な勤務場所を示しています。
シナリオ2: 外部委託の場合
- 「I don’t work for Microsoft, but I work at their campus as a contractor.」 (私はMicrosoftの社員ではありませんが、請負業者としてMicrosoftのキャンパスで働いています)
この例では、「don’t work for Microsoft」で雇用関係がないことを、「work at their campus」で物理的な勤務場所を示しています。
あなたは誰に雇われていますか?
| |
会社Aの従業員 別の会社Bの従業員だが
| 会社Aの施設で働いている
↓ |
「I work FOR ↓
company A」 「I work AT company A,but I work FOR company B」
シーン別:Work for/at の使い分け例文20選
様々なシーンでの「Work for」と「Work at」の使い分けを例文で紹介します。これらの例文はすべて実際のビジネスシーンで使える自然な表現です。
自己紹介での使い方
名刺交換時
- 「I work for Mitsubishi Trading as a marketing manager.」 (私は三菱商事のマーケティングマネージャーとして働いています)
ビジネスミーティング
- 「I work for a pharmaceutical company in Osaka.」 (私は大阪の製薬会社に勤めています)
カジュアルな場面
- 「I work at a small office near Tokyo Station.」 (私は東京駅近くの小さなオフィスで働いています)
履歴書・面接での使い方
経歴説明
- 「I have worked for three different companies in the IT sector.」 (私はIT業界の3つの異なる会社で働いてきました)
現職の説明
- 「Currently, I work for an automotive parts manufacturer.」 (現在、私は自動車部品メーカーに勤めています)
勤務形態の説明
- 「I work at the head office three days a week and work from home for the rest.」 (週に3日は本社で、残りは自宅で働いています)
SNS・プロフィールでの使い方
- 「I work for IBM as a systems architect.」
(私はIBMでシステムアーキテクトとして働いています)
X(旧ツイッター)
- 「Views are my own and don’t represent the company I work for.」
(見解は個人的なものであり、勤務先の会社を代表するものではありません)
業種別の自己紹介例
製造業
- 「I work for Toyota in their R&D department.」 (私はトヨタの研究開発部門で働いています)
IT業界
- 「I work for a startup that develops AI solutions.」 (私はAIソリューションを開発するスタートアップ企業に勤めています)
金融業
- 「I work for a bank that specializes in international transactions.」 (私は国際取引を専門とする銀行で働いています)
小売業
- 「I work at our flagship store in Ginza.」 (私は銀座にある旗艦店で働いています)
医療機関
- 「I work at a hospital, but I’m employed by a medical staffing agency.」 (私は病院で働いていますが、医療人材派遣会社に雇われています)
日本独自の職業表現の言い換え
「サラリーマン」の場合
❌ 「I am a salaryman.」
⭕ 「I work for a trading company.」 (商社勤務の場合)
「OL」の場合
❌ 「I am an office lady.」
⭕ 「I work for an insurance company as an administrative assistant.」 (保険会社の事務職の場合)
「公務員」の場合
❌ 「I am a public servant.」 (やや不自然)
⭕ 「I work for the local government.」 (地方自治体の場合)
⭕ 「I work for the Ministry of Finance.」 (財務省の場合)
その他の「働く」を表す前置詞の使い分け
“Work for” と “Work at” 以外にも、働き方を表す前置詞があります。
Work in(業界・分野)
使い方: 業界や分野を示す時に使います。
“I work in finance.” (金融業界で働いています)
“She works in education.” (彼女は教育分野で働いています)
“He works in IT.” (彼はIT業界で働いています)
“They work in healthcare.” (彼らは医療分野で働いています)
Work with(一緒に働く人・物)
人と一緒に働く:
“I work with a great team.” (素晴らしいチームと働いています)
“She works with international clients.” (彼女は海外のクライアントと働いています)
道具・ツールを使って働く:
“I work with data and analytics.” (データと分析を使って働いています)
“He works with cutting-edge technology.” (彼は最先端技術を使って働いています)
Work on(プロジェクト・タスク)
特定のプロジェクト:
“I’m working on a new marketing campaign.” (新しいマーケティングキャンペーンに取り組んでいます)
“We’re working on the Q2 budget.” (Q2予算に取り組んでいます)
“She’s working on her thesis.” (彼女は論文に取り組んでいます)
Work as(職種・役職)
職種を明示:
“I work as a software engineer.” (ソフトウェアエンジニアとして働いています)
“She works as a consultant.” (彼女はコンサルタントとして働いています)
“He works as a freelance designer.” (彼はフリーランスデザイナーとして働いています)
自己紹介での組み合わせパターン
実際の会話では、これらを組み合わせて使います。
パターン1:会社 + 職種
“I work for Google as a product manager.” (Googleでプロダクトマネージャーとして働いています)
“She works for McKinsey as a consultant.” (彼女はマッキンゼーでコンサルタントとして働いています)
パターン2:場所 + 業界
“I work at our Tokyo office in the finance department.” (東京オフィスの財務部門で働いています)
“He works at the headquarters in sales.” (本社の営業部で働いています)
パターン3:会社 + 場所 + 職種
“I work for Amazon at their Seattle office as a UX designer.” (AmazonのシアトルオフィスでUXデザイナーとして働いています)
パターン4:業界 + 会社 + プロジェクト
“I work in tech for Microsoft, currently working on cloud solutions.” (テック業界でMicrosoftに勤めており、現在はクラウドソリューションに取り組んでいます)
ビジネスシーンでの実践会話例
ネットワーキングイベント
A: “So, what do you do?” (お仕事は何をされていますか?)
B: “I work for Deloitte as a management consultant. I’m based at the Tokyo office but work with clients across Asia.” (デロイトで経営コンサルタントとして働いています。東京オフィスが拠点ですが、アジア中のクライアントと働いています)
A: “Interesting! What kind of projects are you working on?” (興味深いですね!どんなプロジェクトに取り組んでいるのですか?)
B: “Right now, I’m working on a digital transformation project for a major retail client.” (現在、大手小売クライアントのデジタルトランスフォーメーションプロジェクトに取り組んでいます)
初対面の自己紹介
カジュアル版:
“Hi, I’m Yuki. I work for Sony in the R&D department.” (こんにちは、Yukiです。ソニーの研究開発部門で働いています)
詳細版:
“Hello, I’m Yuki Tanaka. I work for Sony as a senior engineer at our Shinagawa office. I mainly work on developing new audio technology.” (こんにちは、田中ユキです。ソニーで上級エンジニアとして品川オフィスで働いています。主に新しいオーディオ技術の開発に取り組んでいます)
LinkedIn プロフィール
簡潔版: “Product Manager at Google”
詳細版: “I work for Google as a Product Manager, based at the Mountain View headquarters. I work in the Android division, currently working on improving user experience for emerging markets.”
(Googleでプロダクトマネージャーとしてマウンテンビュー本社を拠点に働いています。Android部門に所属し、現在は新興市場向けのユーザー体験改善に取り組んでいます)
リモートワーク時代の「働く場所」表現
リモート勤務
“I work for Salesforce, but I work remotely from home.” (Salesforceで働いていますが、自宅からリモート勤務しています)
“I’m a remote employee at Microsoft.” (Microsoftのリモート従業員です)
“I work for a US company remotely from Tokyo.” (アメリカの会社で東京からリモート勤務しています)
ハイブリッド勤務
“I work for Adobe in a hybrid role – two days in the office, three days from home.” (Adobeでハイブリッド勤務をしています。週2日オフィス、3日在宅です)
“We have a flexible work arrangement. I usually work at the office twice a week.” (柔軟な勤務体制です。通常週2回オフィスで働いています)
コワーキングスペース
“I work for a startup, but I usually work at a coworking space in Shibuya.” (スタートアップで働いていますが、通常は渋谷のコワーキングスペースで働いています)
フリーランス・自営業の場合
フリーランス
“I work as a freelance translator.” (フリーランス翻訳家として働いています)
“I’m a freelancer. I work with various companies in the tech industry.” (フリーランスです。テック業界のさまざまな会社と働いています)
自営業・起業家
“I work for myself. I run a small consulting business.” (自営業です。小さなコンサルティングビジネスを経営しています)
“I’m self-employed. I work as an independent consultant.” (自営業です。独立コンサルタントとして働いています)
“I own a small design studio in Tokyo.” (東京で小さなデザインスタジオを経営しています)
複数の仕事
“I work for a marketing agency full-time, but I also work as a freelance photographer on weekends.” (フルタイムでマーケティング代理店で働いていますが、週末はフリーランスカメラマンとしても働いています)
転職・キャリアチェンジの表現
過去の仕事
“I used to work for Toyota.” (以前はトヨタで働いていました)
“I worked at Goldman Sachs for five years.” (ゴールドマンサックスで5年間働きました)
転職直後
“I just started working for Netflix last month.” (先月Netflixで働き始めたばかりです)
“I recently joined Apple as a software engineer.” (最近Appleにソフトウェアエンジニアとして入社しました)
転職予定
“I’ll be starting at Accenture next month.” (来月からアクセンチュアで働き始めます)
“I’m transitioning from consulting to tech. I’ll be working for a startup in April.” (コンサルティングからテックに転職します。4月からスタートアップで働きます)
よくある間違いと訂正
❌ 間違い1:”I work in Google”
⭕ 正しい: “I work for Google” (会社の場合) “I work in tech” (業界の場合)
❌ 間違い2:”I work as Google”
⭕ 正しい: “I work for Google” (会社) “I work as an engineer” (職種)
❌ 間違い3:”I work to ABC Company”
⭕ 正しい: “I work for ABC Company”
❌ 間違い4:”I’m working in engineer”
⭕ 正しい: “I work as an engineer” “I’m working in engineering”
Work in/with/on など関連表現との違い
「Work for/at」以外にも、「Work」と共に使われる前置詞がいくつかあります。それぞれのニュアンスの違いを理解しましょう。
Work in (〜の分野/業界で働く)
「Work in」は特定の業界や分野で働いていることを示します。
- 「I work in finance.」 (私は金融業界で働いています)
- 「She works in education.」 (彼女は教育分野で働いています)
- 「They work in the automotive industry.」 (彼らは自動車業界で働いています)
Work with (〜と一緒に働く)
「Work with」は協力関係や共同作業を示します。
- 「I work with international clients.」 (私は国際的なクライアントと働いています)
- 「He works with a team of engineers.」 (彼はエンジニアチームと働いています)
- 「We work with cutting-edge technology.」 (私たちは最先端技術を使って働いています)
Work on (〜に取り組む)
「Work on」は特定のプロジェクトやタスクに取り組んでいることを示します。
- 「I’m working on a new marketing campaign.」 (私は新しいマーケティングキャンペーンに取り組んでいます)
- 「She’s working on improving customer service.」 (彼女は顧客サービスの向上に取り組んでいます)
- 「They’re working on developing a new app.」 (彼らは新しいアプリの開発に取り組んでいます)
前置詞の組み合わせ
実際の会話では、これらの前置詞を組み合わせて使うことも多いです。
- 「I work for a consulting firm in Tokyo, working with clients in the retail sector, and I’m currently working on a digital transformation project.」 (私は東京のコンサルティング会社に勤めていて、小売業界のクライアントと仕事をしており、現在はデジタルトランスフォーメーションプロジェクトに取り組んでいます)
前置詞選択の早見表
| 前置詞 | 使用目的 | 例文 |
|---|---|---|
| for | 雇用関係・所属を示す | I work for Google. |
| at | 物理的な場所を示す | I work at the downtown office. |
| in | 業界・分野を示す | I work in healthcare. |
| with | 協力関係を示す | I work with international teams. |
| on | プロジェクト・タスクを示す | I work on website development. |
日本人がよく間違えるケースと対処法
日本人英語学習者が「Work for/at」を使う際によくある間違いと、その対処法を紹介します。
よくある間違い1:「サラリーマン」をそのまま使う
多くの日本人が自分の職業を「サラリーマン」と表現しますが、これは外国人には通じません。
❌ 「I am a salaryman at Sony.」
⭕ 「I work for Sony as a sales representative.」 (ソニーの営業担当として働いています)
対処法:具体的な会社名と役職を「I work for [会社名] as a [役職]」の形で伝えましょう。
よくある間違い2:「Work for」と「Work at」を混同する
❌ 「I work at Nissan.」 (雇用関係が不明確)
⭕ 「I work for Nissan.」 (日産の従業員であることが明確)
対処法:雇用関係を示したい場合は「Work for」を使い、物理的な場所を強調したい場合は「Work at」を使うことを意識しましょう。
よくある間違い3:部署や職種の言い方が不明確
❌ 「I work for accounting.」 (不自然)
⭕ 「I work for ABC Company in the accounting department.」 (ABC社の経理部で働いています)
対処法:部署を示す場合は「in the [部署名] department」や「as a [職種]」を使いましょう。
よくある間違い4:自分の仕事内容を具体的に伝えられない
❌ 「I work for a company.」 (情報が少なすぎる)
⭕ 「I work for a manufacturing company that specializes in automotive parts.」 (自動車部品を専門とする製造会社で働いています)
対処法:業種や企業の特徴を追加して、具体的な情報を提供しましょう。
間違いを防ぐためのチェックリスト
✅ 雇用関係を示す場合は「Work for」を使っているか
✅ 場所を強調したい場合は「Work at」を使っているか
✅ 会社名・組織名を正確に伝えているか
✅ 役職や部署も明確に伝えているか
✅ 業種や企業の特徴を具体的に説明しているか
前置詞の使い方をマスターするためのコツ
英語の前置詞の使い方をマスターするには、単に暗記するだけでなく、その背景にある考え方を理解することが重要です。
コツ1:イメージで覚える
各前置詞には基本的なイメージがあります。
- for: 「〜のために」という方向性や目的を示すイメージ
- at: 特定の点や場所を示すイメージ
- in: 空間や範囲の中にあるイメージ
- with: 共にある、伴うイメージ
- on: 表面や課題に取り組むイメージ
コツ2:コロケーション(連語)として覚える
単語と前置詞の組み合わせをセットで覚えることで、自然な使い方が身につきます。
- work for a company (会社のために働く)
- work at a location (場所で働く)
- work in an industry (業界で働く)
- work with people/tools (人/道具と共に働く)
- work on a project (プロジェクトに取り組む)
コツ3:実際の会話やビジネス文書で使う
学んだ表現を実際に使うことで定着させましょう。
- 自己紹介の練習で意識して使う
- ビジネスメールで正確に使用する
- LinkedIn等のプロフィールで活用する
コツ4:ネイティブの使い方に注目する
映画やドラマ、ポッドキャスト等でネイティブスピーカーが実際にどのように使っているかを観察することで、自然な使い方を学べます。
コツ5:例文と共に理解する
単なる規則よりも、具体的な例文と共に理解することで記憶に残りやすくなります。この記事で紹介した例文を参考にしてください。
実践練習:自分の状況を英語で説明してみよう
ここでは、ご自身の職業状況を英語で表現する練習をしましょう。下記のテンプレートに沿って、自分だけの表現を作ってみてください。
テンプレート1:基本的な職業説明
I work for [会社名] as a [役職/職種]. Our company specializes in [事業内容].例: 「I work for Sumitomo Chemical as a research scientist. Our company specializes in developing sustainable agricultural solutions.」 (私は住友化学の研究者として働いています。当社は持続可能な農業ソリューションの開発を専門としています)
テンプレート2:職場と業務内容
I work for [会社名] in the [部署] department. I work at our [場所] office, and I mainly work on [業務内容].例: 「I work for Toyota in the product planning department. I work at our Nagoya office, and I mainly work on developing marketing strategies for new vehicle models.」 (私はトヨタの商品企画部で働いています。名古屋オフィスで、主に新車モデルのマーケティング戦略開発に取り組んでいます)
テンプレート3:業界と専門性
I work in the [業界] industry. Currently, I work for [会社名], where I work with [協力相手] to work on [プロジェクト内容].例: 「I work in the IT industry. Currently, I work for Fujitsu, where I work with international clients to work on cybersecurity solutions.」 (私はIT業界で働いています。現在、富士通で働いており、国際的なクライアントとサイバーセキュリティソリューションの開発に取り組んでいます)
テンプレート4:フリーランス・副業の場合
My main job is with [会社名/業種], but I also work as a freelance [職種]. I usually work at [場所], working on [プロジェクト内容].例: 「My main job is with an advertising agency, but I also work as a freelance photographer. I usually work at various locations in Tokyo, working on commercial photography projects.」 (私の本業は広告代理店ですが、フリーランスのカメラマンとしても働いています。通常は東京の様々な場所で、商業写真プロジェクトに取り組んでいます)
2026年の新しい働き方と英語表現
働き方が多様化する現代、従来の「Work for/at」だけでは表現しきれないケースが増えています。
リモートワーク・ハイブリッドワークの表現
完全リモートの場合
I work for Amazon, fully remote. 私はAmazonで完全リモートで働いています。
I’m a remote employee at Microsoft. 私はMicrosoftのリモート社員です。
I work for Google but I’ve never been to their office. 私はGoogleで働いていますが、オフィスに行ったことはありません。
ハイブリッドワークの場合
I work for Sony with a hybrid schedule. 私はソニーでハイブリッド勤務をしています。
I work at the Tokyo office twice a week and from home the rest. 週2回は東京オフィスで、残りは自宅から働いています。
I split my time between the office and home. オフィスと自宅で時間を分けています。
フリーランス・業務委託の複雑なケース
複数のクライアントがいる場合
I work as a freelance designer for multiple clients. 私は複数のクライアント向けにフリーランスデザイナーとして働いています。
I’m a consultant working with several companies. 私は複数の会社と働くコンサルタントです。
I work on a project basis for different organizations. 私は異なる組織のプロジェクトベースで働いています。
メインクライアントがいる場合
I mainly work for Toyota, but I take on other projects too. 主にトヨタ向けに働いていますが、他のプロジェクトも受けています。
My primary client is Sony, though I’m technically freelance. 主要クライアントはソニーですが、技術的にはフリーランスです。
I’m contracted to work for IBM most of the time. ほとんどの時間、IBMと契約して働いています。
グローバル企業での複雑な雇用関係
本社と現地法人が違う場合
I work for Microsoft Japan, which is a subsidiary of Microsoft Corporation. 私はMicrosoft Corporationの子会社であるMicrosoft Japanで働いています。
I’m employed by the Japanese branch of Amazon. 私はAmazonの日本支社に雇用されています。
I work for Toyota Motor Corporation through their European office. 私はトヨタ自動車のヨーロッパオフィスを通じて働いています。
派遣・アウトソーシングの場合
I’m placed at Google, but I work for a staffing agency. 私はGoogleに配置されていますが、人材派遣会社に雇用されています。
I work at Amazon’s warehouse through a third-party employer. 私は第三者雇用主を通じてAmazonの倉庫で働いています。
I’m an outsourced worker at Sony’s customer service center. 私はソニーのカスタマーサービスセンターでアウトソースされた労働者です。
スタートアップ・ベンチャー企業での表現
創業メンバー・初期社員の場合
I’m a founding member of a fintech startup. 私はフィンテックスタートアップの創業メンバーです。
I work for an early-stage company in the AI space. 私はAI分野の初期段階の会社で働いています。
I’m employee number 5 at a growing SaaS company. 私は成長中のSaaS企業の5番目の社員です。
スタートアップの説明を加える場合
I work for a startup that’s disrupting the e-commerce industry. 私はeコマース業界を革新しているスタートアップで働いています。
I’m with a small company that recently got Series A funding. 私は最近シリーズA資金調達を受けた小さな会社にいます。
I work at a tech startup with about 20 employees. 私は約20人の従業員がいるテックスタートアップで働いています。
実際の会話での自然な流れ
初対面での自己紹介の会話例を見てみましょう。
基本パターン
A: What do you do? 仕事は何をしていますか?
B: I work for Toyota in the marketing department. トヨタのマーケティング部門で働いています。
A: Oh, interesting! Where are you based? 面白いですね!どこが拠点ですか?
B: I work at their Nagoya headquarters. 名古屋の本社で働いています。
リモートワークを説明するパターン
A: So you work for Google? Do you work at their Tokyo office? Googleで働いているんですか?東京オフィスですか?
B: Actually, I work for Google, but I’m fully remote. I work from home in Osaka. 実は、Googleで働いていますが、完全リモートです。大阪の自宅から働いています。
A: That’s great! How do you like remote work? それはいいですね!リモートワークはどうですか?
複雑な雇用関係を説明するパターン
A: I see you’re working at Apple’s office. Do you work for Apple? Appleのオフィスで働いているんですね。Appleの社員ですか?
B: Not exactly. I work at Apple’s campus, but I actually work for a consulting firm that has a contract with them. 正確には違います。Appleのキャンパスで働いていますが、実際はAppleと契約しているコンサルティング会社に雇用されています。
A: I see, so you’re a consultant working on-site. なるほど、現地で働くコンサルタントなんですね。
ギグエコノミー時代の表現
複数の仕事を掛け持ちしている場合
I work for Uber part-time and also do freelance web development. 私はUberでパートタイムで働き、フリーランスのウェブ開発もしています。
I have multiple gigs – I drive for Uber Eats and work on freelance writing projects. 私は複数のギグを持っています。Uber Eatsの配達と、フリーランスのライティングプロジェクトをしています。
My main income comes from working for a tech company, but I also do consulting on the side. 主な収入はテック企業での仕事からですが、副業でコンサルティングもしています。
プラットフォームワーカーの場合
I work through Upwork as a graphic designer. 私はUpworkを通じてグラフィックデザイナーとして働いています。
I work on TaskRabbit doing various odd jobs. 私はTaskRabbitでさまざまな単発の仕事をしています。
I work for myself through various gig platforms. 私は様々なギグプラットフォームを通じて自分のために働いています。
国際的な働き方の表現
グローバルチームで働く場合
I work for a US company but I’m based in Tokyo. 私はアメリカの会社で働いていますが、東京を拠点にしています。
I work for Microsoft’s global team, collaborating with colleagues across different time zones. 私はMicrosoftのグローバルチームで働き、異なるタイムゾーンの同僚と協力しています。
I work for an international organization with offices in 20 countries. 私は20カ国にオフィスを持つ国際組織で働いています。
デジタルノマドの場合
I work for a remote-first company while traveling the world. 私はリモートファーストの会社で働きながら世界を旅しています。
I work remotely for a tech startup and I’m currently based in Bali. 私はテックスタートアップでリモートで働いていて、現在はバリ島を拠点にしています。
I work for my own consulting business while living as a digital nomad. 私はデジタルノマドとして生活しながら、自分のコンサルティングビジネスで働いています。
会話での追加情報の伝え方
役職を加える場合
I work for Sony as a senior engineer. 私はソニーでシニアエンジニアとして働いています。
I’m a project manager at Google. 私はGoogleのプロジェクトマネージャーです。
I work for Toyota in a leadership role. 私はトヨタでリーダーシップの役割で働いています。
勤務年数を加える場合
I’ve been working for IBM for five years. 私は5年間IBMで働いています。
I’ve worked at this company for over a decade. 私はこの会社で10年以上働いています。
I recently started working for a new startup. 私は最近、新しいスタートアップで働き始めました。
チーム規模を加える場合
I work for a small team of 10 people within a larger organization. 私は大きな組織内の10人の小さなチームで働いています。
I work at a startup with just 5 employees. 私はわずか5人の従業員のスタートアップで働いています。
I work for a multinational with thousands of employees worldwide. 私は世界中に数千人の従業員がいる多国籍企業で働いています。
よくある会話での間違いと修正
間違い: “I’m working in Sony.”
正しい: “I work for Sony.” または “I work at Sony.”
間違い: “I’m doing job at marketing.”
正しい: “I work in marketing.” または “I work for a marketing company.”
間違い: “I’m employee of Toyota company.”
正しい: “I work for Toyota.” または “I’m employed by Toyota.”
間違い: “My work is at finance department.”
正しい: “I work in the finance department.”
間違い: “I’m salary man for trading company.”
正しい: “I work for a trading company.” または “I’m an office worker at a trading company.”
状況に応じた使い分けのまとめ
雇用関係を強調したい → “I work for [会社名]”
物理的な場所を説明したい → “I work at [場所]”
業界や分野を説明したい → “I work in [業界/分野]”
協力関係を説明したい → “I work with [人/組織]”
取り組んでいることを説明したい → “I work on [プロジェクト/タスク]”
複雑な状況を説明する場合 → 複数の前置詞を組み合わせて使う
自然な会話のためのヒント
簡潔に始める 最初は “I work for [会社名]” から始めて、相手が興味を持ったら詳細を追加します。
相手の質問に合わせる “Where do you work?” には場所を、”Who do you work for?” には会社名を答えます。
文脈を読む カジュアルな場面では簡単に、ビジネスシーンでは具体的に説明します。
自信を持って 完璧な英語でなくても、明確に伝えることが大切です。
追加質問を歓迎する “Would you like me to explain more about what I do?” のように、会話を続ける姿勢を見せます。
まとめ:「Work for」と「Work at」の使い分け
「Work for」の使い方
- 雇用関係・所属を示す時に使用
- 「〜のために働く」というニュアンス
- 会社や組織の従業員であることを明確に伝える
- リモートワークでも使える
「Work at」の使い方
- 物理的な勤務場所を示す時に使用
- 「〜で働く」というニュアンス
- 必ずしもその場所の運営組織に雇用されているとは限らない
- 主に物理的な場所を指す
覚えておくべきポイント
- 自分が所属している組織を伝える → 「Work for」
- 自分が働いている場所を伝える → 「Work at」
- 日本独自の職業表現(サラリーマンなど)は避け、具体的に説明する
- 役職や業務内容も合わせて伝えると、より明確に伝わる
- 前置詞の基本的なイメージを理解して使い分ける
よくある質問
Q: 「I’m working with Company A」と言うことはありますか?
A: 「Work with」は通常、協力関係を示します。会社との関係を示す場合は「I’m working with Company A on a project」のように、プロジェクトベースの協力関係を表すことが一般的です。雇用関係を示すなら「Work for」を使いましょう。
Q: 部署名はどのように伝えるべきですか?
A: 「I work for [会社名] in the [部署名] department」または「I work in the [部署名] department at [会社名]」というように表現できます。
例えば「I work for Toyota in the marketing department」や「I work in the finance department at Sony」などです。
Q: 「会社員です」と簡潔に伝えたい場合は?
A: 「I work for a company」だけでは情報が少なすぎます。最低でも業種を入れて、「I work for a manufacturing company」(製造会社で働いています)のように表現することをお勧めします。可能であれば会社名や役職も加えると、より具体的になります。
Q: 「I am an employee of [会社名]」という言い方は正しいですか?
A: 文法的には正しいですが、やや形式的で会話では「I work for [会社名]」の方が自然です。公式文書やより形式的な場面では「I am an employee of [会社名]」も使用できます。
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