「お疲れ様」は英語で何ていう?日本語特有の言い回しを英語で表現!

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今日は日本人の皆さんが大好きな単語を取り上げます!

1日に1度もこの言葉を使わない日本人は、いないのではないでしょうか!?それくらい、特に日本でのビジネスシーンでは、この言葉を聞かないことは、まずありません。

 

その言葉とは……

 

「お疲れ様です」

 

 

あなたは今日、何度口に出しましたか?

 

でも、この表現、実は外国人は使いません


英語には、日本語の「お疲れ様」と全く同じ意味の表現はないのです

なぜかといえば、普段日本人の皆さんが意識せずに使っているこの言葉は、たったひと言で多くの意味を表すことのできる、とても便利な言葉だからです。


例えば、

◆大きなプロジェクトを成功させた同僚に「よく頑張ったね」と、相手の努力ををたたえたい時

◆社内でチームメンバーとすれ違った時の気軽な挨拶として

仕事終わりにオフィスを出る時に「さようなら」の意味を込めて

 

このように全く異なる場面でも、日本語では全てこの「お疲れ様」のひと言で想いを表現できてしまうのです。


残念ながら、このような便利な言葉は英語には存在しません。

では海外では、職場で上司や同僚に労いや気づかいの気持ちを伝えたい時、どんな表現で伝えるのでしょうか。

 


今日は、新しい試みとして、私の提供している英語コンテンツのサポート講師に解説をしてもらいます。


アメリカ人の同僚と働くハワイ在住のYuka先生が、外国人がよく使う【英語フレーズ】を教えてくれます。


ぜひ、外国人に通用する自然な英会話の表現をマスターして、コミュニケーションの壁を乗り越え、異文化交流をはかりましょう!

 

*ここからは、サチン英語チームのサポート講師、Yuka先生の解説です!

「お疲れ様」は英語で何と言うの?

 

はっきり言って、英語にこの表現はありません。

日本語の「お疲れ様」という表現には「今日もよくがんばったね。一生懸命働いてくれてありがとう。きっと疲れてるでしょう。」という意味が込められています。

日本文化特有の、相手を「労う」「思いやる」精神から生まれた表現ですね。

 

しかし、英語にはこの表現はありません。「じゃあ、英語を話す人には相手を思いやる精神が無いの?」と思うかもしれませんが、そうではありません。

英語には「今日もよくがんばったね。一生懸命働いてくれてありがとう。きっと疲れてるでしょう。」というコンセプトが込められた「お疲れ様」という一言が無いだけなんです。

 

なのでこのコンセプトを伝えたい場合は、そのコンセプトをそのまま言うしかないのです。

つまり、英語では「お疲れ様」の代わりに

「今日もよくがんばったね。一生懸命働いてくれてありがとう。きっと疲れてるでしょう。」

を英語で言う、という事になります(長い!)。


そう思うと色々な意味合い、気持ちが入った「お疲れ様」という一言は何と便利なのでしょう!

 

筆者はアメリカ人と働いていますが、職場を出る時、どうしても「お疲れ様」を言いたい!

でもその表現が無いことにストレスを感じ、アメリカ人の同僚に「お疲れ様」のコンセプトをあーだ、こーだと英語で説明しました。

すると理解してくれ、私が「お疲れ様でしたー」と言えば「オツカレサマデシタ」と返してくれるようになりました。あースッキリ(笑)。

 

「お疲れ様」が無いなら、英語では代わりに何と言うのか

 

See you tomorrow.

 

Take care.

 

Have a good evening.

 

Bye.

 

など、普通の別れの挨拶の言い方のみになります。

 

Good job!

 

We did a good job!

 

などと言ってしまいがちですが、これは「特定の」内容について言います。例えば、プレゼンがうまく行った時、プロジェクトがうまく行ったときなどに「よくやったね!」と言いたい時に使う表現です。

なので、毎日の「お疲れ様」とはニュアンスが違いますね。

 

そうすると、結局上で書いた

 

See you tomorrow.

 

Take care.

 

Have a good evening.

 

Bye.

 

などが、「お疲れ様」の代わりとして使われます。

 

なんだか日本人としては物足りない、すっきりしませんが、どうしても「お疲れ様」のコンセプトを伝えたい場合は、がんばってその意味合いを英語で説明してみましょう。

 

他にも英語にはない日本語の「よろしくお願いします。」「いただきます。」「ごちそうさま。」などなど、これらの表現のコンセプトをぜひ、外国人に説明してみましょう。

 

なかなかハードルが高いかもしれませんが、とても良い英語の勉強になります。

はたまた相手にとっては良い日本語の勉強になりますし、日本文化への理解も深めてもらえます。これこそ異文化交流」ですね!

 

まとめ:英語にない日本語のコンセプトを説明し、異文化交流をしよう!


*Yuka(ゆか)先生プロフィール


英語講師歴15年。日本で塾講師を務めた後渡米。ハワイ州立大学院修士課程で第二言語習得学科で社会言語学を学ぶ。その後、ホノルルの英語語学学校で、日本をはじめ各国の大人生徒に英語を教える。教える以外にも英語習得プログラムのカリキュラム作成にも尽力。趣味は全く痩せないジム通いと最近始めたギター。ホノルル在住。

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