皆様こんばんは。
サチン・チョードリー英語事務局です。
発音が上達しない理由の1つに、
英語を話すための「口まわりの筋肉」が未発達なことがあります。
日本語と英語では、唇や舌を動かす筋肉の使い方がまったく違うので、
これまで日本語しか話してこなかった人は英語を話すための筋肉が固まっていて、機能的にうまく動かせない状態なのです。
「RやLの発音が上手くできない」というお悩みを持つ人は多いですが、実は、舌の「動かし方」が問題なのではなく、そもそも舌の筋肉が発達していなくて「その動きができない」場合も多くあります。
これまで何も運動をしていない人が突然スポーツを始めても、体がついて行かず上手くできないのと同じで、英語の発音に必要な筋肉を鍛えなければ、いつまでたっても英語の発音はうまくなりません。
まずは、筋トレと、体をなめらかにに動かすための柔軟体操が必要です。
そこで今日は、
唇と舌の動きをスムーズにする口まわりの筋肉=『英語筋』の
トレーニングを一緒にやっていきたいと思います。
サチン 英語チームのサポート講師、Judy先生にご指導いただきました!
実はこの『英語筋トレーニング』、小顔効果やほうれい線を薄くする効果も期待できます。^^
マスク生活と、会話する機会が減ったことで、以前より顔の筋肉を動かすことが少なくなっています。使わないと人間の体は退化してしまうので、顔の筋肉もどんどん油断して、たらりたらりと垂れ下がって来てしまうのです。
「顔のたるみが気になる!」「ほうれい線が前より深くなった!!」そんな風に感じている方はぜひ、今日のトレーニングを習慣にして、
・正確で美しい英語の発音力と
・きゅっとひきしまった小顔
両方を手に入れましょう!
…事務局スタッフも試しましたが、一生懸命やると3日くらいで、少し顔の輪郭が変わりました〜
楽しみながら!
Let’s enjoy trying♪
とはいえ、
・あまりにもカタカナっぽかったり、
・明瞭な発音ではない為に、別の単語で置き換えられてしまったり、
・何度も聞き返されて、会話が弾まない。。
となったら、コミュニケーションに支障が出てしまいますね。
今回は、手軽に、発音が劇的に上手くなる様な、お顔や口まわりのトレーニングと言う角度から、お伝えしていきます!
①英語の、日本語にはない音を知り
②正しい発音をするために、口や舌の使い方や、動かし方を知り
③日々の顔周りを動かして、
④自分の発音をチェック
という順にご紹介します。
ぜひ、読みながら一緒にやってみてください。
①英語と日本語の音の差
まずは、
①英語と日本語の音の差についてです。
はじめに、次の3つの単語を、発音してみましょう。
「帽子」の hat [h æ t]
「小屋」の hut [hʌ́t]
「辛い」や「暑い」の hot [hɑ́t]
hatの”a”は、いわゆる「ア」と「エ」の中間の音で、口を横に広げて発音します。
hutの”u”は、あまり口を開けずに、喉の奥から「アッ」と出してみましょう。何かを思い出した時に出てくる「あっ!」の音に近いかと思います。
hotの”o”は、スペルがoなので、ホットでしょ、と思われるかもしれませんが、「オ」と「ア」の間の様な音になります。
このように、日本語の「あ」は1つしかありませんが、英語の「あ」と表記できるものには、5つあります。
他にも、母音と子音の数を比べると‥
日本語の《母音》は「あ・い・う・え・お」の5つですね。
ところが、英語の母音は24個あります。
《子音》でも、日本語が16個であるのに対し、
英語はこちらも24個とされています。
普段使っている(知っている)日本語に近い音に、英語の音をはめこんでしまうのは、いささか無理がある、と言えます。
また、音の違いがあるのと同様に、日本語の音が残ってしまい、英語の発音にならないという事もあります。
例えば、おなじみの「サラダ」という単語。
“salad”
英語の発音では”d”で終わるべきところを、最後を「ダ」と、「salada(サラダ)」のようにくっきりと音を残してしまうことが、その一例です。
②口や舌の使い方や、動かし方を知ろう!
次のステップは、②口や舌の使い方や、動かし方を知ろう!
英語の音の出し方を実際に知って、口を動かすことですね!
発音を良くするために、「ネイティブの教材を聞いて、リスニングの量を増やそう!」と奮起される方も多いですし、ある程度の量を聞く、リスニングする、事はもちろん悪くないのですが、
やっぱり実際に「ご自身で発音する・口を動かす」トレーニングは欠かせません。
私達日本人が出し方を苦労する(また聞き取るのにも苦労する)音(子音)に
「LとRの音」
があるのではないでしょうか。
両者の単語を練習する際には、Lの方が発音しやすいです。
Lの音は、日本語のラリルレロに近く、舌の先端を、前歯の後ろに当てて発音します。
そのまま、light, left, learn, listen…の様に発音しますね。
語尾のLも、最後に舌先を前歯に当てて、smile, roll, girl, mail…という具合に、最後に舌の存在感を出してみてくださいね。
一方のRは、よく「巻き舌をしましょう」と耳にしますが、実際には、「舌を巻く」というよりも、「舌を奥に引っ込める」イメージです。
Rの音から始まる単語では、少しだけ口を突き出して、(すぼめて)→舌を口の中のどこにも触れさせずに、喉の方に舌を引き寄せる様に出してみます。
Lよりも少しこもったような音、「ゥル」のように、小さな「ゥ」が残るように聞こえます。
right, roll, rock, read…と発音してみましょう。
文字で読んでも舌の位置や、口の形がわかりづらい!という際には、YouTubeなど色々なチャンネルで、音の出し方の解説動画が出ていますので、 検索して、チェックしてみてくださいね。
③日々の顔周りの筋トレ
では、いよいよ、
③日々の顔周りの筋トレ のスタートです!
②のLとRの発音もそうですが、ご自身の顔、お口周りを、鏡で見ながら確認しながら行いましょう。より効果的です♪
どの音を発音する上でも、頬や口周り(口角)そして、あごを意識をして動かします。
トレーニング1
まずは、口を横に開いてイーと思い切り言った後、元に戻すを繰り返します。
sea, eelなどの発音に有効です。
トレーニング2
唇を思い切り突き出して、また戻すを繰り返します。
school, swimなどの”w”の発音に有効です。
トレーニング3
ムムム…と言うときのように、唇の上下を合わせて→すぐ離す、を繰り返します。口紅を塗った後で馴染むように「ンパッ」と行う感じです。
map, blue, pickなど、”m”, “b”, “p” などから始まる音に効果的です。
わざわざ鏡を出して練習するのが億劫に感じる時には、洗顔後や歯磨き後、お風呂に入っている間、メイク中など、何かのついでに取り入れてみるのもオススメです。
また、英語の音には、空気を使って発音するものも多いため、浅い呼吸でなく、複式呼吸を意識して、大きめの声で発話しましょう。
相手から聞き返される理由として、発音の問題ではなく、声が小さくて聞こえていないので聞き返される、というケースは、よくあります。
④ご自身の発音を確認してみる
そして、最後のステップは、④ご自身の発音を確認してみる こと。
特に、right や light の音が区別できているかなど、あなたの発音を客観的に判別してもらうのに役立つのが、スマホを使ったセルフチェックです。
▶︎iPhoneの方は”Hey, Siri.”と声を掛けて、そのまま発話して音を判別してもらいます。
▶︎Androidなどのスマホの方は、“OK!Google”、と話しかけて、単語をつぶやいてみると、AIが発音を聞き取り、判別してくれます。
判別されない=発音に改善の余地がある
ということになります。
楽器の練習でも、お手本の音源と、練習したご自身の演奏を聞き取ったりすることがあるかと思います。
練習中の自分の声、発音を聞くのは、恥ずかしいな、嫌だな、とちょっと抵抗がある方もいらっしゃると思います。
ですが、発音練習には、発音するのは欠かせません。
嫌になりすぎない程度に、楽しみながら、発音の練習に取り組ましょう!
(私は過去に、中国語とフランス語の学習をする機会がありましたが、発音練習が厳しすぎてギブアップしました。。)
最後に、
ご自身で、「発音に磨きをかけたい」と思うことは学習者としてとっても良い姿勢ですが、努力を重ねても、上手く発音できない事もあるかもしれません。
そんな時には思いつめたり、悲観せず、一度発音練習から離れて一息ついたり、角度を変えて向き合ってみてくださいね!
*Judy(みか)先生プロフィール
国際空港での勤務の後、英語講師に転身。今年で、英語講師10年目。企業で接客英語の研修経験あり、英語講師養成インストラクターも務めている。 TOEICスコア 965, 英検1級を所持。 二児の母。
(*スピークアウトの生徒の皆さんは、Judy先生のLINEサポートを受けることができます。希望の方はスピークアウト事務局まで先生指名のご連絡をお願いします。)
はじめは、思うように口を動かせず戸惑うかもしれませんが、続けていくうちに、少しずつ舌や口がスムーズに動くようになってきます。
今までできなかった発音が、自分でも驚くくらい、英語らしく上手になっていくのを、ぜひ体験してください。
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サチン・チョードリー英語事務局
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