皆様こんにちは。
サチン・チョードリー英語事務局です。
今日は、『辞書引き学習』のすすめ
をテーマに記事をお届けします。
皆さんは、英語の勉強に辞書はお使いですか?
今はインターネット上で無料の翻訳アプリやオンライン辞書を手軽に使うことができるので、そういったツールを活用されている方も多いでしょう。
辞書とひとことで言っても、紙の分厚い事典から電子辞書、オンライン辞書、種類も「英和」「和英」「英英」と選択肢もさまざまです。
辞書を使いこなせると、入ってくる学習の情報量が格段に増えるのをご存知ですか?
今日は子供の頃から辞書が大好きだったというHaruna先生に、インプット効果を何倍にもする辞書の引き方と、英語の奥深い世界を知る『辞書の旅』について教えてもらいました。
新しい学習法を取り入れたいあなたにも、今日の記事はおすすめです!
この記事はこんな人におすすめします
もっと効率的に英単語やフレーズを覚えたい
せっかく学習したフレーズをすぐに忘れてしまうのが悩み
もっと楽しく英語が好きになる学習法を知りたい
紙の辞書 vs 電子辞書
ひと昔前に比べると電子辞書が発達した今でも、「完全に電子辞書のみを使っている」という方はどれくらいいるのでしょうか。
実際の統計を取ったことはありませんが、私の想像では、仕事で素早く調べものをする必要がある場合にはやはり電子辞書は欠かせません。
さらにパソコンとインターネットのこの時代、もはや電子辞書を購入する必要性もあまり感じられなくなってきているかもしれません。
でも、私の中学・高校時代は紙の辞書が主流で、学生はみんな重たい辞書を持ち歩いていました。
私自身、辞書を読むことがとても好きな学生で、軽さを重視した簡易的な辞書はあまり好みではなく、重たくても例文がたくさん載っている、ある程度情報量のある辞書を持ち歩いていました。
また、辞書にマーカーをひいたり印を書いたりするので、家と学校用にそれぞれ置くのは嫌で、1冊をいちいち持ち歩いていた記憶があります。よくやったなぁと我ながら思います。
オンライン辞書・電子辞書・本(紙)の辞書、優劣はありませんが、それぞれにメリットデメリットがあります。
辞書の活用法〜『辞書引き学習』のすすめ
おすすめの活用法を紹介していきます。
辞書を片手に洋画を見ます。
見終わるまでのスピードが落ちますが、「字幕なしで観たい」「でもやっぱり分からない単語はたくさん出てくる」のであれば、会話を聞いていて、これはと思う単語を調べます。
この方法は多読をしたい人にも向いています。すばやく単語を見つけるのが優秀なオンライン辞書や電子辞書を使いましょう。
やはり内容の濃さや充実さを求めるのであれば紙の辞書をおすすめします。パッとページを開いたときに、自分の目に合う仕様になっているかというのは意外に重要です。
文字間や行間の違いがさまざまありますので、実際に自分の目で見て確かめるのが良いでしょう。そのほかには、色使いや例文の多さ、コラムなどの情報が載っているかいないかなど好みに合うものを探しましょう。
知人が過去に取り入れていた辞書活用法は、「ストップウォッチで時間を競いながら、指紋が擦り切れるくらい何度も早くひく練習」です。いまでは秒で辞書が引けるそうです。
ひとりでやるよりは、誰かに時間を図ってもらいお互いに競い合い、ゲーム感覚でできると楽しそうですね。目がアルファベットを追うことに慣れる訓練になります。
英和と和英を両方用意します。まず和英でひきます。その中にある英語を確認したら、その英語を英和でひき、ほかの意味を確認したり例文を読みます。その反対も行います。
いろいろな発見があり「辞書を読む」ことが楽しくなるかもしれません。
こちらは厳密には「学習」ではないかもしれませんが、スマートフォンのSiriを使っていろいろな情報を表示してもらうことです。Siriの言語設定を英語にしておきます。
英語発音の練習にもなるし、検索するときに使う単語によって微妙に検索結果が異なるので感心します。
検索結果をサイトで示してほしいのか、画像を出してほしいのか、これも命令できます。
例えば、
What is the difference between chocolate and fudge?
チョコレートとファッジの違いは?
とすると、Here’s what I found.と言って、サイトをいくつか表示してくれます。
Show me some images of Japanese New Year.
日本のお正月のイメージ画像を見せて。
Give me some images of American New Year.
アメリカのお正月のイメージ画像を見せて。
と言うのでは、検索結果が異なります。
難しいイメージの『英英辞典』ですが、英語レベル中級以上であれば、英英辞典も大いに活用できます。
英語学習者のための分かりやすく書かれた英英辞典があるので、そちらをおすすめします。
これは、すでに知っている単語の説明を英語で知りたい場合や詳しい使い方を調べるのに使えます。
英語上級者であれば、知らない単語であっても英語を読んで理解する力がついているので、さらなる英語力アップのために英英辞典を活用するという手もあります。
”紙の辞書”にチャレンジ!
英語講師の中には、「辞書なら紙の辞書!」と推奨する先生や、「とにかく紙の辞書が好き!」という辞書引きマニアの先生も中にはいます。
紙の辞書になじみのない方に、少しその魅力についてお伝えしたいと思います。
辞書を引くと、同じページで調べたい単語やフレーズの周りに記載されている”情報”にも出会えるという面白さがあります。
目的の単語の意味が分かれば、その周辺の情報は難しいと思えば飛ばせば良いです。
次のページに行ってみようと思ったらすっ飛ばしてめくったり、気の向くままにパラパラとめくったり、自由に行き来して関心のある英単語にアクセスできるのが紙の辞書の魅力です!
辞書の思い出
学校教育では、中学生頃から辞書を使い始めると思います。
たとえば、
Were you interested in this play?
というフレーズ。
あえて訳文は書きませんが、中学生で英語を習いたての頃の私の英語力では、このフレーズの意味はすぐには分からなかったと思います。
interested?の inって「~の中」? play って遊ぶこと?というレベルのたどたどしさでした。
実際にこのフレーズではありませんでしたが、よく父親のところに辞書と、分からない英語を持って行って、「これ辞書でどうやって引いたらいいの」と尋ねていました。
Were you interested in this play? という文の意味が知りたい
↓
それは辞書のどこかに書いてある
↓
どのページにあるのか教えて
という思考回路だったのだと思います。
この フレーズを分解して意味を調べると、実はinterested inがひとかたまりで、this playは「この遊び」ではなくplay=演劇 という名詞が入っているということが分かります。
でも学習始めのこの頃は、どの単語を辞書で探したら良いのかさえ分からなかったのです。
こんなふうに私の英語力は辞書に真っ正面からぶつかって育ってきたと言っても過言ではありません。
また、I didn’t do well. というフレーズがあったとします。
これまた中学生の私であれば、一つひとつの単語は全然難しいことはないのですが、どうも意味がぱっと分からないという感想を持つだろうと思います。
doを調べるのか、wellを調べるのか、判断もできずやはり父親のもとへ。
でも、幸い調べた単語の意味全部を読み進めたり、例文を読んでみたりしていくことで、なんとなく辞書が自分のものになっていく感覚を持ち始めました。
同じ単語なのに日本語での意味が全然違う単語があったりすると、不思議だなぁと思ったりしました。
活用法をいくつかご紹介しましたが、いかがでしょうか。
必ずしも新しい辞書を購入しなくても、すでに手持ちの辞書があればこれまでにない使い方によって変化が出てきます。
ぜひ、何か1つでもトライしてみてくださいね。
*Haruna(はるな)先生プロフィール
Hi, everyone! It’s my pleasure to “meet” you.
Harunaと申します。 これから、ブログを通して皆さんとつながりができることをうれしく思います。 皆さんはどのような目標や夢をお持ちでしょうか。英語が話せるようになったら何がしたいでしょうか。英語を話せるようになる第一歩は、恥ずかしがらずにスピークアウトすることです。間違ってもよいのでよく声が通るようにアウトプットするよう心がけていきましょう。英語らしい発音をするには口の形を日本語とは異なるいろいろな形に変えないといけません。このブログを通して、こうすると英語っぽいナチュラルな英語になるのでは?という口の動きや表現方法など、一緒に研究していきたいと思います。
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