英語で「議論して仲良くなる」ディベート力を身につける!


Hi,サチンです。

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前回の記事では、『ディベート』について話しました。
↓↓↓

https://english-coach.jp/blog/2020/08/03/debate/


さっそく、私の英語コミュニティに参加されているビジネスマンの方から、こんな相談がありました。

 

「そうなんです、サチンさん。これまでも海外の取引先に英語でプレゼンをする機会があったのですが、プレゼンの後の質問に対して、どうも相手に満足してもらえる返事ができていないのを感じています。英語で意見交換をする感覚がつかめなくて、相手が求める、納得してもらえる回答がどういったものなのかわからないんです。」

 

昨日の記事の中でもお伝えしましたが、

『ディベート』とは、一言で説明すると


ある特定のテーマについて、相対する意見をもった2チームが賛成・反対の立場に別れて、第三者を説得する形で議論を行うこと



「互いに違う意見を主張し合う」というのは見方を変えると、

自分にない価値観を、お互いに
対等な立場で交換し合う


ということです。


ここで一つ気をつけたいのが、ディベートにはルールがあります。


相手の発言に対して反論や問題的を指摘する時は、「なんとなくこう思う」という感覚で判断するのではなく、裏づけのある理由や根拠を打ち立てて意見を返すという点です。


そのやり取りを聞いている人たちが、説得されて、賛成か反対か答えを導けるように、論理的に自分の考えを示すことが求められます。


この、ロジカルに自分の意見を組み立てるというトレーニングの機会が、日本の教育の場では海外に比べると圧倒的に少ないようですね。

 

 

これまで私が出会った日本人のビジネスマンで「議論」に慣れていない人には、いくつか共通する特徴がありました。

中でも、「自分の感情を上手にコントロールする」ということが、どうも苦手な傾向があるように感じます。


感情の扱いが上手くなることは、良いコミュニケーションを生むために必要不可欠なので、2つ
例を上げて話していきたいと思います。

 

『ディベート』を通じたコミュニケーションのポイントを日常の英会話にも取り入れて、活用していきましょう!

 

1感情を出し過ぎるNGパターン


「議論」が白熱すると、相手の意見でなく人格を批判し始めたり、大声や激しい口調で、力で相手の意見を押さえようとする展開になることがあります。

テレビの討論番組などでも、最後は喧嘩のようになって感情むき出しの言い合いになる場面を見かけたことがありませんか?

 

普段から自分の意見を強く主張することに慣れていないと、少し反論をされただけで
「自分自身が否定された」と誤解して受け取ってしまう人がいます。


相手はあなたの「意見」や「考え」に対して、指摘をしているだけです。

あなたという人格を否定しているわけではないのです。

 

そこがうまく区別できないとストレスを感じたり、感情的になって、どんどん相手の意見が受け取れなくなってしまいます。すると価値観を共有するはずの場が、自分自身を守るためのケンカの場になってしまうのです。

 

人格と意見は別、と考えることです。

 

冷静にお互いの意見を聞き合うことで、相手(他人)の立場に立って考えるきっかけが持てたり、幅の広いものの考え方や見方ができるようになることが、『ディベート』のそもそもの目的です。

 

普段の会話でも、誰かと軽い口論になったり、意見が対立することはあります。

そんな時は一度落ち着いて、まずは冷静に相手の言い分に耳を傾けることを意識しましょう。

 

2感情を抑え過ぎるNGパターン


「謙虚さ」や「空気を読む」といった調和のコミュニケーションは、日本独特の素晴らしい文化だと思います。

ただ、行き過ぎてしまうと相手の顔色をうかがって自分の意見が主張できなくなったり、自分の考えを曲げてでもその場を丸く納めようという方向に力が働くことも少なくありません。

 

「対話」をしたい、ディベートに慣れた外国人にとっては、この気遣いは逆に物足りなさを感じる原因になってしまうことがあります。

 

相手に気を遣って自分の主張を控えたはずが、「この人は何も自分の意見を持っていなくて、意思決定するための根拠をくれない人」と受け取られて、対等に議論できる相手ではないと判断されてしまうかもしれません。

 

「議論」をするということは、相手を理解して自分とは違う考えに気づき、共感することが目的です

 

また、「意見」への賛否と「人格」を切り離せない人は、話し合いの場で感情論で意見を主張する傾向があります。
答えを導くための論理的な判断材料が欲しい外国人から観ると、そういった「情に訴える」意見ばかりの人も、論議するには未熟な相手とみなされてしまう可能性があります。

 

『ディベート』は、コミュニケーション力を磨く1つのトレーニング方法と言えます。

相手と対等に「議論して仲良くなる」英語力とコミュニケーション力が、グローバルなビジネスの場では求められます。


ビジネスシーンでは必要ないというあなたも、英語の会話力アップの土台づくりとして、ぜひトライしてみてください。

 

英語の学習仲間がいたら、一緒にシュミレーションをしてみるといいでしょう!

 

◆◇◆今日のシンプルアクションプラン◆◇◆
英語でも日本語でも、誰かと会話する時は、
まずは相手の言いたいことを「受け取る」意識をして、
聞き手に徹する

 

相手の言いたいことを理解した後に、

自分の考えを裏づける理由や根拠を見つけて、

正確に相手に伝え、納得してもらえるように話す


このステップで練習しましょう。

 

今日も1アクション。

新しい挑戦を始める日にしましょう。

Keep trying!

サチン

 

 

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