目次
「Where do you live?(どこに住んでいますか?)」
「Where are you from?(出身はどこですか?)」
は自己紹介で必ず出てくる質問です。
「住所を英語で言い方がわからない」「出身地を英語で紹介したいけど、どう表現すればいい?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
単に「I live in Tokyo」と答えて終わるのはもったいない!適切な答え方を覚えることで、会話が大きく広がります。
この記事では、「どこに住んでいる英語」での自然な表現方法から、日本の地名の英語表現、プライバシーを考慮した答え方まで、
住んでいる場所や出身地について会話を広げるフレーズを20パターン紹介します。
■ 住所を英語で言う基本ルール
日本の住所を英語で表現する際、基本的なルールを覚えておくと便利です。
日本の住所表記の特徴
・日本:大きな単位→小さな単位(都道府県→市区町村→番地)
・英語:小さな単位→大きな単位(番地→市区町村→都道府県)
例:東京都渋谷区神宮前1-2-3の場合
・日本語:東京都渋谷区神宮前1-2-3
・英語:1-2-3 Jingumae, Shibuya-ku, Tokyo
ただし、日常会話では詳細な住所ではなく、「I live in Shibuya」のように地域名で答えるのが一般的です。
「Where do you live?」の基本的な答え方
「Where do you live?」(どこに住んでいますか?)は、初対面の挨拶や自己紹介の後によく出てくる質問です。この質問にどう答えるかによって、その後の会話の展開が大きく変わります。
シンプルな答え方
最も基本的な答え方は「I live in [場所]」です。
- I live in Tokyo. (東京に住んでいます)
- I live in Fukuoka. (福岡に住んでいます)
- I live in Shinjuku. (新宿に住んでいます)
相手が「Oh, yeah? Where in Tokyo?」(東京のどこ?)と聞いてきた場合、「んー…」と言葉に詰まってしまっては会話が続きません。同じ東京出身のような場合も、都道府県名だけで答えるのは少し不自然です。
その場合は、「I live in Shinjuku」のように市区町村名で答えるとよいでしょう。
興味をひく情報を加える
単に場所を伝えるだけでなく、その土地の特徴や魅力を一言加えることで、会話が広がりやすくなります。
観光地を加える例
例:出雲大社
– I live in Shimane.
– Shimane?
– Yes, Shimane Prefecture. Have you heard of Izumo Taisha, the grand shrine? Izumo Taisha is located in Shimane.
例:京都御所
– I live in Kamigyoku, Kyoto city.
– Umm…sounds complicated. Is it far from here?
– Do you know Kyoto Imperial Palace? I live about 10 minutes walk from there. I go for a walk around the Palace every morning. I love it.
その他の特徴を加える例
- 特産物: I’m from Yamagata. Yamagata is famous for cherry.
(山形出身です。山形はさくらんぼで有名です) - 交通手段: I was born in Okinawa. It’s the only prefecture you have to fly to go to.
(沖縄で生まれました。飛行機でしか行けない唯一の県です) - 土地の様子: I was born and raised in this town. The area hasn’t changed at all. You can see many Japanese traditional houses.
(この町で生まれ育ちました。この地域はまったく変わっていません。多くの日本の伝統的な家屋を見ることができます) - おおよその位置・距離:
- It’s southern part of Japan. (日本の南部です)
- It’s near Tokyo. (東京の近くです)
- It’s about two hours drive from Tokyo. (東京から車で約2時間です)
日本の地名を英語で表現する方法
都道府県名の英語表記
・東京都:Tokyo / Tokyo Metropolis
・大阪府:Osaka / Osaka Prefecture
・京都府:Kyoto / Kyoto Prefecture
・北海道:Hokkaido
市区町村の表記
・〜市:City(例:Yokohama City)
・〜区:Ward(例:Shibuya Ward)※-kuも可
・〜町:Town(例:Kamakura Town)
・〜村:Village(例:Shirakawa Village)
実用例文
・I live in Shibuya Ward, Tokyo.(東京都渋谷区に住んでいます)
・I’m from Kyoto Prefecture.(京都府出身です)
・I was born in Sapporo City, Hokkaido.(北海道札幌市で生まれました)
プライバシーを考慮した答え方
初対面の人や詳細を話したくない場合の上手な答え方をご紹介します。
一般的な地域で答える
・I live in the Tokyo area.(東京エリアに住んでいます)
・I’m from western Japan.(西日本出身です)
・I live in the suburbs of Osaka.(大阪の郊外に住んでいます)
距離や時間で説明する
・I live about an hour from Tokyo.(東京から1時間ほどのところに住んでいます)
・I’m from a small town near Kyoto.(京都近くの小さな町出身です)
・I live in a residential area outside the city center.(市街地外の住宅街に住んでいます)
曖昧に答える表現
・I live around here.(この辺りに住んでいます)
・I’m from this area.(この地域出身です)
・I live nearby.(近くに住んでいます)
「出身地」を表す英語表現4選
「出身地」を英語で表現する場合、状況によって使い分けるべき言葉がいくつかあります。それぞれの違いを理解して、適切に使い分けましょう。
1. Hometown(故郷、生まれ育った場所)
Hometownは、生まれ育った場所や故郷を指す場合に最も一般的な表現です。単に生まれた場所だけでなく、愛着や思い出が込められている場合に多く使われます。
例文:
- My hometown is Osaka. (私の故郷は大阪です)
- I love my hometown. (私は故郷が大好きです)
- I often go back to my hometown. (私はよく故郷に帰ります)
2. Place of birth(出生地)
Place of birthは、生まれた場所を客観的に示す場合に使う表現です。公式な書類や手続きなどでよく見られます。
例文:
- My place of birth is Tokyo. (私の出生地は東京です)
- Please fill in your place of birth. (出生地を記入してください)
3. Birthplace(生誕地)
Birthplaceも生まれた場所を意味しますが、Place of birthよりも文語的な表現です。歴史上の人物の出身地を説明する際などに使われます。
例文:
- Kyoto is the birthplace of Japanese culture. (京都は日本文化発祥の地です)
- His birthplace is unknown. (彼の生誕地は不明です)
4. Native place(郷里、祖先の地)
Native placeは、生まれた場所だけでなく、祖先から受け継いだ土地や、文化的背景を持つ場所を指す場合に使う表現です。
例文:
- My native place is Okinawa. (私の郷里は沖縄です)
- He returned to his native place. (彼は郷里に戻りました)
「生まれ育った場所」と「今住んでいる場所」を区別して伝える
「生まれ育ちは大阪だけど、今は東京に住んでいます」のように、生まれ育った場所と今住んでいる場所が異なる場合は、どのように説明すれば良いのでしょうか?
Born and raised(生まれ育った)という表現を使うと、生まれ育った場所を明確に伝えることができます。
例文:
- I was born and raised in Osaka, but now I live in Tokyo.
(私は大阪で生まれ育ちましたが、今は東京に住んでいます) - I was born in Osaka, but raised in Tokyo.
(私は大阪で生まれましたが、東京で育ちました)
地域別:住んでいる場所の伝え方【例文集】
地域によって伝え方を変えると、より具体的に自分の住環境を伝えることができます。
都会に住んでいる場合
- I live in downtown Tokyo, very close to Tokyo Tower. (東京の中心部、東京タワーのすぐ近くに住んでいます)
- I live in a high-rise apartment in Shinjuku, on the 25th floor with a great view of the city. (新宿の高層マンションの25階に住んでいて、街の素晴らしい眺めがあります)
- I live in Shibuya, right in the heart of Tokyo’s fashion and entertainment district. (東京のファッションとエンターテイメントの中心地、渋谷に住んでいます)
- I live in central Osaka, just a five-minute walk from the main station. (大阪の中心部、主要駅から徒歩5分のところに住んでいます)
郊外に住んでいる場合
- I live in Yokohama, which is about 30 minutes from Tokyo by train. (横浜に住んでいます。東京から電車で約30分です)
- I live in a quiet residential area in the suburbs, but it’s still only a 40-minute commute to the city center. (静かな郊外の住宅街に住んでいますが、それでも都心まで通勤時間は40分ほどです)
- I live in a family-friendly neighborhood in the suburbs with good schools and parks nearby. (郊外の家族向けの地域に住んでいて、近くには良い学校や公園があります)
地方や田舎に住んでいる場合
- I live in a small town in Hokkaido, where we have beautiful nature and delicious seafood. (北海道の小さな町に住んでいます。美しい自然と美味しい海産物があります)
- I live in a traditional Japanese house in the countryside of Nara prefecture. (奈良県の田舎の伝統的な日本家屋に住んでいます)
- I live in a rural farming community, where we grow rice and vegetables. (稲作や野菜を育てる農村地域に住んでいます)
関東地方の表現例
・I live in Kamakura, which is a historic coastal city about an hour south of Tokyo.
(鎌倉に住んでいます。東京から南に1時間ほどの歴史ある海沿いの街です)
・I’m from Chiba Prefecture, near Tokyo Disney Resort.
(千葉県出身で、東京ディズニーリゾートの近くです)
関西地方の表現例
・I live in Nara, the ancient capital of Japan with many deer roaming freely.
(奈良に住んでいます。鹿が自由に歩き回る古都です)
・I’m from Kobe, a port city famous for its beef and night views.
(神戸出身です。牛肉と夜景で有名な港町です)
その他の地方
・I’m from Hiroshima, known for its Peace Memorial and okonomiyaki.
(広島出身です。平和記念館とお好み焼きで知られています)
・I live in Sendai, the largest city in the Tohoku region.
(仙台に住んでいます。東北地方最大の都市です)
出身地について会話を広げるフレーズ集
出身地について聞かれた際に、一言加えるだけで会話が盛り上がります。以下のようなフレーズを使ってみましょう。
- It’s famous for its beautiful beaches. (そこは美しいビーチで有名です)
- It’s a small town with a lot of nature. (そこは自然豊かな小さな町です)
- It’s a historic city with many temples. (そこは歴史的な街で、たくさんの寺院があります)
- It’s known for its delicious local cuisine. (その地域は美味しい郷土料理で知られています)
- It’s home to one of Japan’s most famous festivals. (日本で最も有名な祭りのひとつが行われる場所です)
相手にも質問を返して会話を続ける
会話はキャッチボールです。自分の出身地や住んでいる場所を説明した後は、相手にも同じ質問を返しましょう。
- Where are you from? (出身はどこですか?)
- What’s your hometown like? (あなたの故郷はどんなところですか?)
- Where do you live? (どこに住んでいますか?)
- Is it near from here? (ここから近いですか?)
- How do you go there? (どうやって行きますか?)
- What is famous in your area? (あなたの地域では何が有名ですか?)
「スムーズに」会話するというのは、英語を全て理解できて淀みなく会話をすることではありません。分からない単語やフレーズがあっても、「それってどういう意味?」とか「言い換えるとどんな意味?」など、相手を理解しようとする姿勢で会話を続けることが大切です。
会話を広げるフォローアップ質問
住所や出身地の話から自然に会話を発展させる質問例をご紹介します。
場所について深く聞く
・What’s it like living there?(そこに住むのはどんな感じですか?)
・How long have you been living there?(そこにはどのくらい住んでいますか?)
・Do you like your neighborhood?(あなたの住んでいる地域は好きですか?)
交通・アクセスについて
・How do you get to work from there?(そこから仕事場までどうやって行きますか?)
・Is it convenient for transportation?(交通の便はいいですか?)
・How long does it take to get to the city center?(市街地まではどのくらいかかりますか?)
生活環境について
・Are there good restaurants in your area?(あなたの地域には良いレストランがありますか?)
・What do you like most about living there?(そこに住んでいて一番好きなことは何ですか?)
・Is it a quiet neighborhood?(静かな住宅街ですか?)
出身地特有の話題
・What’s your hometown famous for?(あなたの故郷は何で有名ですか?)
・Do you go back to your hometown often?(故郷にはよく帰りますか?)
・What do you miss most about your hometown?(故郷で一番恋しいものは何ですか?)
日本特有の住環境を英語で説明する方法
日本の住環境には、外国人にとって珍しい特徴がたくさんあります。それらを英語で上手に説明できると、会話が広がりやすくなります。
住宅の特徴を説明する
- I live in a typical Japanese apartment called a “mansion” (マンション), which is actually a concrete apartment building, not a large house. (「マンション」と呼ばれる典型的な日本のアパートに住んでいます。これは実際には大きな家ではなく、コンクリート造りの集合住宅です)
- My apartment has a “genkan” (玄関), which is a traditional Japanese entryway where we take off our shoes. (私のアパートには「玄関」があります。これは靴を脱ぐ伝統的な日本の入り口です)
- I have a tatami room (畳部屋) in my apartment, which has traditional straw mat flooring. (私のアパートには畳部屋があり、伝統的な藁のマット床があります)
住居の広さを説明する
日本の住居サイズを説明する際、「1LDK」「2DK」などの表現は外国人には伝わりにくいです。
- I live in what we call a “1LDK” apartment, which means it has one bedroom plus a combined living, dining, and kitchen area. (「1LDK」と呼ばれるアパートに住んでいます。これは1つの寝室と、リビング・ダイニング・キッチンが一体となったエリアがあることを意味します)
- My apartment is quite small by Western standards, about 40 square meters (about 430 square feet), but it’s a typical size in Tokyo. (西洋の基準では私のアパートはかなり小さく、約40平方メートル(約430平方フィート)ですが、東京では典型的な広さです)
実践練習:状況別会話例
初対面の自己紹介シーン
外国人: Nice to meet you! Where do you live?あなた: I live in Kichijoji, which is a trendy area in western Tokyo. It has a beautiful park called Inokashira Park and lots of cafes and shops. How about you?外国人: That sounds lovely! I'm actually staying in a hotel in Shinjuku right now, but I'm from Vancouver, Canada.あなた: Oh, Vancouver! I've heard it's a beautiful city with mountains and ocean views.
観光案内シーン
外国人: Are you from this area originally?あなた: Yes, I was born and raised in Kyoto. I live in an old neighborhood called Gion, which is famous for geisha and traditional wooden houses.外国人: Wow, that sounds interesting! Could you recommend some places to visit?あなた: Of course! Besides the famous temples like Kiyomizu-dera, I'd suggest visiting some local markets and trying Kyoto's traditional sweets. Would you like me to tell you more about them?
よくある質問と回答例
Q: 初対面の人には住所をどこまで詳しく言うべきですか?
A: 初対面の人には、都市名や地域名程度の一般的な情報だけで十分です。例えば「I live in Yokohama」や「I live in the western part of Tokyo」程度の情報がちょうど良いでしょう。より親しくなってから詳細を共有するのが一般的です。
Q: 「I’m living in Tokyo」と「I live in Tokyo」の違いは何ですか?
A: 「I’m living in Tokyo」は現在の一時的な状況を表し、将来変わる可能性を示唆します。「I live in Tokyo」はより恒久的な住まいを表現します。例えば、短期滞在の場合は前者、永住者は後者を使うことが多いです。
Q: 具体的な住所ではなく、目印となる場所で説明することはありますか?
A: はい、特に有名なランドマークが近くにある場合はそれを使うことがあります。例えば「I live near Tokyo Sky Tree」や「I live just a few blocks from Kyoto Imperial Palace」のように表現すると、相手に場所がイメージしやすくなります。
Q: 正式な住所を伝える必要がある場合は?
A: ビジネスや公式な場面では、番地から都道府県まで逆順で表記します。
「1-2-3 Jingumae, Shibuya-ku, Tokyo 150-0001, Japan」のように郵便番号も含めます。
Q: 方角を使って説明したい場合は?
A: 「I live in the northern part of Tokyo」「I’m from southern Japan」のように、
northern/southern/eastern/westernを使って方角を表現できます。
Q: 出身地の紹介で、生まれと育ちが違う場合は?
A: 「I was born in Osaka, but I grew up in Kyoto」のように、
born(生まれた)とgrew up(育った)を使い分けて説明しましょう。
Q: 外国人に日本の住所システムを説明するには?
A: 「In Japan, we write addresses from the largest area to the smallest, which is opposite to Western countries」
と説明すると理解してもらいやすいです。
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